元となった辞書の項目
significant
解説
1. 基本情報と概要
Significant(シグニフィカント)は、英語で「重要な」「重大な」「意味のある」という意味の形容詞です。例えば、重要な決定や意味のある変化について話すときに使います。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
- 品詞: 形容詞
- CEFRレベル: B2(中上級)
他の品詞の例:
- 名詞: significance(重要性)
- 副詞: significantly(著しく)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語:
sign-
は「記号」「印」を意味するラテン語signum
に由来。 - 接尾語:
-ficant
は「〜にする」「〜なものにする」という意味の-fic
に-ant
を付けた形。
関連性のある単語:
- signify: 意味する
- sign: 記号、標識
よく使われるコロケーション:
- significant change(重要な変化)
- significant impact(重大な影響)
- significant improvement(顕著な改善)
- significant other(配偶者、恋人)
- significant difference(大きな違い)
- significant amount(かなりの量)
- significant role(重要な役割)
- significant increase(著しい増加)
- significant achievement(重要な成果)
- statistically significant(統計的に有意な)
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語 significare
(意味する)に由来します。この単語は、歴史的に重要性や意義を示す文脈で使われてきました。
ニュアンス: 「significant」はフォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使えますが、特にビジネスや学術的な文脈で多く使われます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
It is significant that...
(〜ということが重要である)A significant number of...
(多くの〜)
使用シーン:
- フォーマル: 学術論文、ビジネスレポート
- カジュアル: 日常会話
可算・不可算の区別: 形容詞なので、この区別はありません。
5. 実例と例文
日常会話:
That was a significant moment in my life.
(それは私の人生で重要な瞬間でした。)She made a significant contribution to the project.
(彼女はプロジェクトに重要な貢献をしました。)There was a significant change in the weather.
(天気に大きな変化がありました。)
ビジネス:
Our company has seen significant growth this year.
(我が社は今年著しい成長を遂げました。)We need to consider the significant risks involved.
(関与する重大なリスクを考慮する必要があります。)The new policy will have a significant impact on our operations.
(新しい方針は我々の業務に大きな影響を与えるでしょう。)
学術的な文脈:
The study found a significant correlation between the variables.
(その研究は変数間に有意な相関を見つけた。)These results are statistically significant.
(これらの結果は統計的に有意です。)There is a significant difference between the two groups.
(二つのグループ間には大きな違いがあります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- Important(重要な)
- 例:
This is an important decision.
(これは重要な決定です。)
- 例:
- Crucial(極めて重要な)
- 例:
It is crucial to address this issue.
(この問題に対処することが非常に重要です。)
- 例:
反意語:
- Insignificant(重要でない)
- 例:
That detail is insignificant.
(その詳細は重要ではありません。)
- 例:
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号: /sɪɡˈnɪfɪkənt/
- 強勢(アクセント): 第2音節に強勢が置かれます。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 発音に大きな違いはないが、アメリカ英語の方が強勢が若干強い傾向があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
signifigant
やsignifcant
と誤って書くことが多いので注意。 - 同音異義語との混同: 特に
significant
とsignificance
(名詞形)を混同しやすいので注意。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚えるヒント:
sign
(記号、印)とficant
(〜にする)を組み合わせて、「重要な印を持つ」というイメージを持つと覚えやすいです。 - 関連ストーリー: 例えば、人生の重要な瞬間(significant moment)を思い出すことで、単語の意味を感覚的に覚えることができます。
以上が、形容詞「significant」についての詳細な解説です。
意味のイメージ
意味(1)
重要な,重大な
意味(2)
意味のある
意味(3)
意味ありげな,暗示的な