strain
1. 基本情報と概要
strain(ストレイン)は動詞で、以下のような意味を持ちます。
- 英語: To exert oneself to the utmost; to injure or weaken (a part of the body) by overexertion or overuse; to filter or sift.
- 日本語: 最大限に力を入れること; 過度な使用で(体の一部を)痛めること; こすこと、またはふるいにかけること。
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
品詞: 動詞
他の品詞形:
- 名詞: strain(張力、緊張、種族)
難易度: B2(中上級)
2. 語構成と詳細な意味
接頭語: なし
接尾語: なし
語幹: strain
派生語や類縁語:
- strainer(こし器)
- strained(緊張した、張り詰めた)
- straining(過度に力を入れること)
コロケーション:
- strain a muscle - 筋肉を痛める
- strain one's eyes - 目を酷使する
- strain relationships - 関係を緊張させる
- under strain - 緊張状態にある
- strain to hear - 聞こうと努力する
- strain to see - 見ようと努力する
- put a strain on - 負担をかける
- mental strain - 精神的な負担
- strain through a sieve - ふるいにかける
- strain the limits - 限界を超える
3. 語源とニュアンス
語源:
ラテン語の「stringere(引き締める、引っ張る)」から派生しています。
ニュアンス:
「strain」は、何かを最大限に引き出す、または負担をかけるというニュアンスがあります。身体的な動作や精神的な負担、関係性の緊張など、広範な意味で使われます。
一般的に、口語でも文章でも使われ、フォーマル・カジュアル両方のシーンで使えます。
4. 文法的な特徴と構文
構文:
- strain + 目的語: He strained his back lifting the heavy box.
- strain to + 動詞の原形: She strained to hear the faint sound.
文法ポイント:
動詞としては他動詞(transitive verb)として使われますが、文脈によって自動詞(intransitive verb)としても使用されます。
5. 実例と例文
日常会話:
- I strained my ankle while jogging.
- Don't strain your eyes by reading in the dark.
- He's under a lot of strain at work.
ビジネス:
- The tight deadline is straining the team.
- We need to avoid straining our budget.
- Straining relationships with clients can damage our reputation.
学術的:
- The physical strain on the athletes was evident.
- The financial strain on the economy is significant.
- Researchers strained the liquid through a fine mesh.
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- stretch(引っ張る)
- She stretched her arms before exercising.
- overexert(過度に力を入れる)
- He overexerted himself during the workout.
- filter(こす)
- The water was filtered to remove impurities.
反意語:
- relax(リラックスする)
- After a long day, she relaxed on the couch.
- loosen(緩める)
- He loosened his tie after the meeting.
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /streɪn/
強勢位置: 単音節のため、特に強調する位置はありませんが、「a」にアクセントが置かれます。
アメリカ英語とイギリス英語: 発音の違いはほとんどありません。
よくある発音の間違い: 「ストレイン」ではなく、「ストレーン」と発音すること。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス:
- 「strian」と書き間違えることが多いです。
同音異義語との混同:
- strain(張力)との混同に注意。
試験対策:
- TOEICや英検でも、語彙問題やリーディング問題で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「strain」は「string(ひも)」と関連があると覚えるとよいです。ひもを引っ張るイメージから、最大限に力を入れる、過度に使用するという意味を連想しやすくなります。
勉強テクニックとしては、実際に身体を使って「strain」の動きを体感しながら覚えると記憶に残りやすいです。
…‘を'引っ張る
(使い過ぎて)〈体など〉‘を'痛める,弱める
…‘を'最大限に働かせる,精一杯使う
〈意味・規則など〉‘を'曲げる,こじつける,拡大解釈する
〈液体〉‘を'こす;(液体から)〈固形分〉‘を'こして取る《+out(off)+名+from+名》
全力を尽くす,懸命に努力する
ぱんと張る