元となった辞書の項目
vessel
解説
1. 基本情報と概要
vessel(ベセル)
意味:
- 英語:A container used to hold liquids; a ship or large boat; a tube that carries blood through the body.
- 日本語:液体を入れる容器;船や大型のボート;血液を運ぶ管
品詞: 名詞(noun)
この単語は、液体を入れる容器や船、大型のボート、血液を運ぶ管などの意味で使われます。状況に応じて使い分ける必要のある単語です。
CEFRレベル: B2(中上級)
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 語幹: vessel(容器、船、管)
関連性:
- 派生語:
- vessels(複数形):複数の容器、船、管
- vascular(形容詞):血管の、血管に関する
コロケーション:
- blood vessel(血管)
- sailing vessel(帆船)
- storage vessel(貯蔵容器)
- vessel traffic(船舶交通)
- vessel capacity(船の容量)
- vessel inspection(船舶検査)
- vessel construction(船舶建造)
- vessel arrival(船の到着)
- vessel departure(船の出発)
- vessel registration(船籍登録)
3. 語源とニュアンス
語源:
- ラテン語:
vassellum
(小さな容器)から派生
歴史的な使用:
- 古代から「容器」や「船」を指す言葉として使用されてきました。
ニュアンス:
- vesselはフォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使えますが、文脈によって意味が異なるので注意が必要です。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
The vessel was filled with water.
(その容器は水で満たされた)The vessel sailed across the ocean.
(その船は海を渡った)The blood vessel was blocked.
(その血管は詰まっていた)
使用シーン:
- フォーマル・カジュアル問わず、文脈に応じて多様に使われます。
名詞の特性:
- 可算名詞(a vessel / vessels)
5. 実例と例文
日常会話:
Can you pass me that vessel? I need to pour some water.
(その容器を渡してくれる?水を注ぎたいんだ。)We took a small vessel out to the lake.
(私たちは小さなボートを持って湖に出かけた。)She studied the blood vessels under a microscope.
(彼女は顕微鏡で血管を研究した。)
ビジネス:
The vessel will arrive at the port tomorrow.
(その船は明日港に到着します。)Ensure that the storage vessels are properly sealed.
(貯蔵容器がきちんと密閉されていることを確認してください。)Vessel inspections are scheduled for next week.
(船舶検査は来週予定されています。)
学術的:
The study focused on the behavior of blood vessels in the human body.
(その研究は人体の血管の挙動に焦点を当てた。)Various types of vessels were used in ancient civilizations.
(古代文明ではさまざまな種類の容器が使用されていた。)The vessel's design plays a crucial role in its stability.
(その船の設計は安定性に重要な役割を果たす。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- container(容器):一般的な容器を指す
- ship(船):大型の船舶を指す
- boat(ボート):小型の船舶を指す
- tube(管):液体や気体を運ぶ管を指す
反意語:
- solid object(固体の物体):液体を入れるのではなく、固体の形状を持つ物体
ニュアンスの違い:
- containerは「入れ物」という広い意味で使われ、vesselは特に液体に対して使われることが多いです。
- shipやboatは特に船に関して使われ、vesselは船の一般的な意味合いで使われます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:
- /ˈvɛsəl/
アクセント:
- 第一音節にアクセントがあります。
アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- 発音に大きな違いはありません。
よくある発音の間違い:
vassel
と発音しないように注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス:
vessle
と間違えやすいので注意。
同音異義語との混同:
- 特に同音異義語は存在しませんが、文脈によって意味が変わるため、使用時に注意が必要です。
試験対策:
- TOEICや英検などで、特にビジネスに関連した意味で出題されることがある。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
覚えやすくするためのヒント:
vessel
という言葉は「液体を運ぶもの」というイメージを持つと覚えやすいです。vessel
を「ベースの器」として考えると、液体を入れる容器や船、血管などをイメージしやすいです。
勉強テクニック:
- 船や容器の写真を見ながら単語を覚えると、視覚的に記憶しやすくなります。
- 血管の写真や図を見ながら「血管」という意味を学習するのも効果的です。
意味のイメージ
意味(1)
(比較的大型の)船
意味(2)
(特に液体を入れる)容器,器
意味(3)
(動植物の)管,導管,脈管