最終更新日:2024/12/15
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〈他〉〈利益など〉を生む / (圧迫・強制などによって)《...に》...を明け渡す / 〈自〉〈土地が〉作物ができてる / 《...に》屈する《to ...》
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元となった辞書の項目
yield
解説
1. 基本情報と概要
英語と日本語の意味
- Yield(動詞):to produce or provide something, such as a result, profit, or crop.
- Yield(名詞):the amount produced or provided.
日本語では、「yield」は「生み出す」、「提供する」、「譲る」などの意味があります。例えば、農作物の収穫量を表すときや、利益を上げることを表現する際に使います。また、道路で他の車に道を譲る場合にも使われます。このように、結果や利益を生み出すこと、譲ることを表す場面で使われる単語です。
品詞
- 動詞(例:The farm yields a large number of crops.)
- 名詞(例:The yield of the farm is impressive.)
難易度の目安
- B2:中上級
- このレベルは、日常会話だけでなく、少し専門的な話題やビジネスの場面でも使われる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- 語幹:「yield」 - 基本的な形です。
- 接頭語・接尾語:特にありませんが、派生語として「yielding」(形容詞)があります。
関連性
- 派生語
- Yielding(形容詞):従順な、柔軟な
- Yielder(名詞):譲る人、提供者
コロケーション
- Yield results(結果を生む)
- Yield a profit(利益を生む)
- Yield to pressure(圧力に屈する)
- Yield crops(作物を生む)
- High yield(高収益)
- Yield to temptation(誘惑に負ける)
- Yield ground(譲歩する)
- Yield the right of way(道を譲る)
- Yield benefits(利益をもたらす)
- Yield to traffic(交通に譲る)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「Yield」は古英語の「ġieldan」から来ており、「支払う」や「供給する」という意味がありました。
ニュアンス
- 「Yield」は生産や提供を意味するため、ポジティブな結果を示す場合が多いですが、「譲る」という意味では、時にはネガティブなニュアンス(屈服する、負ける)を持つこともあります。
- 口語でも文章でも使われますが、特にビジネスや農業、交通関連の文脈でよく見られます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文
- 動詞として使う場合:
- Subject + yield + object(例:The factory yields a large amount of products.)
- Subject + yield + to + noun(例:He yielded to the demands.)
- 名詞として使う場合:
- The yield of + noun(例:The yield of the investment was high.)
使用シーン
- フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使えます。
- 名詞として使う場合は通常可算名詞ですが、具体的な量を表す場合は不可算名詞としても使われます。
5. 実例と例文
日常会話
- The garden yields fresh vegetables every summer.(庭は毎夏、新鮮な野菜を生産する。)
- Could you yield your seat to the elderly lady?(お年寄りの女性に席を譲ってくれますか?)
- This method yields better results.(この方法はより良い結果を生む。)
ビジネス
- The investment is expected to yield high returns.(その投資は高いリターンを生むと期待されている。)
- Our new strategy yielded significant profits.(新しい戦略は大きな利益を生んだ。)
- We need to yield to market demands.(市場の要求に応じる必要がある。)
学術的な文脈
- The experiment yielded surprising results.(実験は驚くべき結果を生んだ。)
- The study yielded valuable insights into human behavior.(その研究は人間の行動に関する貴重な洞察をもたらした。)
- The data yielded by the survey was comprehensive.(調査によって得られたデータは包括的だった。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- Produce(生産する):より一般的で広範な意味。
- Generate(生成する):エネルギーやデータなどを生み出す際に使われる。
- Provide(提供する):具体的な物やサービスを供給する場合に使われる。
反意語
- Withhold(差し控える):提供しない、供給しない。
- Resist(抵抗する):譲らない、屈しない。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号
- /jiːld/
アクセント
- アクセントは「yield」の最初に置かれます。
アメリカ英語とイギリス英語
- 発音に大きな違いはありませんが、地域によって微妙な発音の違いがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:yeldではなく、yieldです。
- 同音異義語:field(畑)、wield(振るう)と混同しないように注意。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「Yield」は「結果を生む」、「譲る」という意味があるので、農作物が成長して収穫されるイメージや、車が他の車に道を譲るイメージを持つと覚えやすいです。
- 「イールド(yield)」と「フィールド(field)」はどちらも農業や収穫に関連する言葉として覚えるとよいでしょう。
意味のイメージ
意味(1)
…‘を'産出する,生ずる(produce);〈利益など〉‘を'生む
意味(2)
(圧迫・強制などによって)(…に)…‘を'明け渡す,放棄する《+up+名(+名+up)+to+名》
意味(3)
…‘を'譲る,与える
意味(4)
〈自分〉‘の'身を任せる
意味(5)
〈土地が〉作物ができてる
意味(6)
(…に)屈する,負ける,従う;(…に)応ずる,譲歩する《+to+名》
意味(7)
(圧力・力などによって)動く,開く,曲がる,へこむ,壊れる《+to+名》