元となった辞書の項目
trillion
【名/C】(アメリカ・フランスでは) 兆 / (イギリス・ドイツでは)100京 / 《くだけて》無数
解説
1. 基本情報と概要
trillion(名詞)は、英語で「1兆」を意味します。日本語では、1の後にゼロが12個続く数、つまり1,000,000,000,000を指します。この単語は非常に大きな数を表すため、主に科学や経済の分野で使われます。
品詞:名詞
CEFRレベル:B2(中上級)
- B2:中上級のレベルに達している学習者向けです。科学や経済の文脈で使用されることが多いです。
2. 語構成と詳細な意味
「trillion」は接頭語「tri-」(3)と接尾語「-illion」(大きな数を表す接尾語)で構成されています。「tri-」はラテン語で「3」を意味し、「-illion」は「million」(百万)に由来しています。
関連語/派生語:
- trillionth(トリリオン分の1)
よく使われるコロケーション:
- trillion dollars(1兆ドル)
- trillion yen(1兆円)
- national debt reaches a trillion(国債が1兆に達する)
- multi-trillion dollar industry(数兆ドルの産業)
- trillion times(兆回)
- budget deficit in trillions(兆単位の予算赤字)
- global GDP in trillions(世界GDPが兆単位)
- rise by a trillion(1兆増加)
- worth trillions(兆の価値がある)
- trillions of stars(何兆もの星)
3. 語源とニュアンス
「trillion」はラテン語の「tri-」(3)とフランス語の「million」に由来します。もともとはフランス語で「百万の3乗」を意味していましたが、英語では「1兆」を指します。
使用時の注意点:
- 非常に大きな数を表すため、主にフォーマルな文脈や専門的な分野で使用されます。
- 経済、科学、統計のような具体的な場面で使われることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- 数字 + trillion(例:5 trillion)
- trillion + 名詞(例:trillion dollars)
使用シーン:
- フォーマルな文脈で使われることが多いです。
- 主に科学、経済、統計などの専門的な分野で使用されます。
5. 実例と例文
日常会話:
It's hard to imagine a trillion of anything.
- 何かが1兆もあるなんて想像するのは難しい。
A trillion is a really big number.
- 1兆は本当に大きな数だ。
I don't think I've ever seen a trillion of anything.
- 1兆もあるものを見たことがない。
ビジネス:
The company's market value reached over a trillion dollars.
- その会社の市場価値は1兆ドルを超えた。
We need to consider the budget deficit, which is in the trillions.
- 予算赤字を考慮する必要があります、それは兆単位です。
Global trade is worth several trillions of dollars.
- 世界貿易の価値は数兆ドルに及びます。
学術:
The observable universe contains trillions of galaxies.
- 観測可能な宇宙には何兆もの銀河が含まれています。
Scientists estimate there are trillions of stars in the Milky Way.
- 科学者たちは銀河系には何兆もの星があると推定しています。
This equation can handle numbers as large as a trillion.
- この方程式は1兆のような大きな数を扱うことができます。
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- billion(10億)
- 十分の一の数を指すため、trillionよりも小さい数を表します。
- quadrillion(1000兆)
- trillionよりも大きな数を表します。
反意語:
特に反意語はありませんが、対比として小さい数を示す「million(百万)」や「thousand(千)」が考えられます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:/ˈtrɪljən/
アクセント:
- アメリカ英語とイギリス英語で発音の違いはほとんどありません。
- 最初の音節「tril」に強勢があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
注意点:
- スペルミスに注意してください。「trillion」は「tr」と「ll」の部分が特に間違いやすいです。
- 同音異義語との混同は少ないですが、数の単位を間違えないように注意が必要です。
試験対策:
- TOEICや英検などの試験では、ビジネスや経済の文脈で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
記憶のヒント:
- 「tri-」は「3」を意味し、「-illion」は「百万」を意味するので、「3×百万」(百万の3乗)と覚えるとイメージしやすいです。
- 巨大な数字であることを強調するために、宇宙や経済のような大規模なものを連想すると覚えやすいです。
以上が「trillion」の詳細な解説です。科学や経済の分野で頻繁に使用されるため、これらの分野に興味がある方には特に重要な単語です。
意味のイメージ
意味(1)
(アメリカ・フランスでは)兆(1に0を12つけた数);(イギリス・ドイツでは)100京(1に0を18つけた数)