odd
1. 基本情報と概要
odd
- 意味: 英語では
strange
やunusual
という意味で、日本語では「奇妙な」「変わった」と訳されます。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。 - 品詞: 形容詞
- 他の品詞: なし
- CEFRレベル: B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 接尾語: なし
- 語幹: odd
関連性:
- 派生語: oddly(副詞:奇妙に)
- 類縁語: oddity(名詞:奇妙なもの)
コロケーション:
- odd behavior(奇妙な行動)
- odd number(奇数)
- odd feeling(変な感じ)
- odd job(雑用)
- odd one out(仲間外れ)
- odd socks(左右が違う靴下)
- odd coincidence(奇妙な一致)
- odd man out(仲間外れの人)
- odd time(奇妙な時間)
- odd look(奇妙な見た目)
3. 語源とニュアンス
語源: 古英語の odda
から来ており、元々は「奇数」や「残り物」を意味していました。
ニュアンス: odd
は「普通でない」「特異な」という意味が強く、特に何かが不思議であったり、予想外であると感じる場面で使われます。口語でも文章でも使われ、カジュアルな表現からフォーマルな文脈まで幅広く使用されます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算・不可算: 該当なし(形容詞のため)
- 他動詞・自動詞: 該当なし(形容詞のため)
一般的な構文やイディオム:
It seems odd that...
(...というのは奇妙だ)an odd number of...
(奇数の...)odd one out
(仲間外れ)
5. 実例と例文
日常会話:
That's odd. I thought I left my keys here.
- それは変だ。ここに鍵を置いたと思ったんだけど。
He has some odd habits.
- 彼にはいくつか変わった習慣がある。
It feels odd to be back here after so many years.
- 何年も経ってからここに戻ってくるのは変な感じだ。
ビジネス:
It was odd that he didn't show up to the meeting.
- 彼が会議に現れなかったのは奇妙だった。
The numbers on the report are odd and don't add up.
- レポートの数字が変で、合わない。
She had an odd reaction to the proposal.
- 彼女は提案に対して奇妙な反応を示した。
学術的な文脈:
The results of the experiment were odd and unexpected.
- 実験の結果は奇妙で予想外だった。
There is an odd discrepancy in the data.
- データに奇妙な不一致がある。
The theory has some odd implications.
- その理論にはいくつかの奇妙な含意がある。
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- strange(奇妙な)
- 例:
He had a strange look on his face.
(彼は奇妙な顔をしていた)
- 例:
- unusual(珍しい)
- 例:
It was unusual to see him so early in the morning.
(朝早く彼を見るのは珍しい)
- 例:
- peculiar(独特な、変わった)
- 例:
She has a peculiar way of speaking.
(彼女は独特な話し方をする)
- 例:
反意語:
- normal(普通の)
- 例:
Everything seemed normal.
(すべてが普通に見えた)
- 例:
- regular(通常の)
- 例:
He follows a regular schedule.
(彼は規則正しいスケジュールを守っている)
- 例:
- typical(典型的な)
- 例:
This is a typical example of his work.
(これは彼の仕事の典型的な例だ)
- 例:
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ɒd/
強勢: 最初の音節に強勢があります。
アメリカ英語とイギリス英語: 発音はほぼ同じですが、アメリカ英語ではやや ɑːd
に近い音になります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス: odd
と od
や oddly
と oddly
など混同しやすいです。
同音異義語: なし
試験対策: TOEICや英検などの試験では、文脈の中で「odd」がどのように使われているかを理解することが重要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
覚えやすくするためのイメージ: 「奇数(odd number)」を思い浮かべると覚えやすいです。奇数は「普通ではない」数字なので、「odd」が「変わった」「奇妙な」という意味になるのが自然に感じられるでしょう。
勉強テクニック: 例文を作って、その文脈で「odd」を使う練習をするのが効果的です。また、奇妙なものや出来事を思い出して、それに関連付けて覚えるといいでしょう。
奇妙な,風変りな,変な
《名詞の前にのみ用いて》(対・組のうちの)片方の,はんぱの
(一定数量を対・組などに分けた)余分の,残りの
《名詞の前にのみ用いて》臨時の,時たまの,不定期の
《しばしば整数とハイフンで結ばれて》…あまりの,端数の
奇数の