元となった辞書の項目
folk
解説
1. 基本情報と概要
英語: folk
日本語: 人々、民衆、民族、フォーク音楽
- 名詞として使われます。人々や民衆、あるいは特定の民族や文化を指す場合に使われます。また、フォーク音楽を指すこともあります。
- 「folk」はカジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使われる単語です。例えば、日常会話で「人々」として使ったり、音楽のジャンルを指す際に使ったりします。
品詞: 名詞(複数形:folks)
CEFRレベル: B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
語幹: folk
接尾辞: なし
関連語:
- folks(人々、親しい人々)
- folklore(民間伝承)
- folksy(親しみやすい、素朴な)
コロケーション:
- folk music - フォーク音楽
- folk tale - 民話
- folk dance - 民族舞踊
- folk art - 民芸品
- folk culture - 民族文化
- country folk - 田舎の人々
- folk hero - 民族の英雄
- simple folk - 素朴な人々
- local folk - 地元の人々
- old folk - 高齢者
3. 語源とニュアンス
語源: 古英語の「folc」から派生し、元々は「人々」や「軍隊」を意味しました。中世英語を経て現在の形になりました。
ニュアンス:
- 「folk」は一般的に親しみやすいニュアンスを持ちます。カジュアルな会話で「人々」を指す場合に使われることが多いです。
- フォーク音楽や文化を指す際には、伝統的で素朴なイメージが伴います。
使用シーン:
- カジュアルな会話やフォーク音楽の話題で使われます。
- フォーマルな文脈では「people」を使う方が一般的です。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞: 「folks」と複数形で使うことが多いです。
一般的な構文:
- The folk of the village - 村の人々
- Folk music is popular here. - ここではフォーク音楽が人気です。
イディオム:
- Old folk's home - 高齢者施設
- Common folk - 一般の人々
5. 実例と例文
日常会話:
- The folk in this town are very friendly.
- この町の人々はとても親切です。
- I love listening to folk music.
- フォーク音楽を聴くのが好きです。
- My folks are coming to visit next week.
- 来週、私の家族が訪れます。
ビジネス:
- The company aims to understand the needs of the local folk.
- 会社は地元の人々のニーズを理解することを目指しています。
- Our folk culture can be a great asset for tourism.
- 私たちの民族文化は観光にとって大きな資産となり得ます。
- We need to gather feedback from the folk who use our services.
- 私たちのサービスを利用する人々からフィードバックを集める必要があります。
学術的な文脈:
- The study of folk traditions is essential for understanding cultural heritage.
- 民俗伝承の研究は文化遺産を理解するために不可欠です。
- Folk tales often reflect the values and beliefs of a society.
- 民話はしばしば社会の価値観や信念を反映しています。
- Researchers are documenting folk music from remote regions.
- 研究者たちは遠隔地域のフォーク音楽を記録しています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- People(人々): 一般的な「人々」を指す最も広範な言葉です。
- Community(コミュニティ): 共同体や地域社会を指します。
- Nation(国家、国民): より大規模な集団や国を指します。
反意語:
- Individual(個人): 一人の人を指します。
- Outsider(部外者): 外部の人、内部に属さない人を指します。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /foʊk/
アクセント: アクセントは「fo」にあります。
アメリカ英語とイギリス英語: 発音に大きな違いはありません。
よくある発音の間違い: 「foke」と発音してしまうことがありますが、正しくは「フォーク」と発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 「folk」と「folks」の使い分けに注意しましょう。「folk」は単数形で「人々」を指しますが、「folks」は複数形で親しい人々や家族を指すことが多いです。
- 「folk music」と「folk tale」のように、特定の文化や音楽を指す際に使われることが多いので、その点を理解しておくとよいでしょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「フォーク」は「folk」と同じ発音なので、日本語の「フォークダンス」や「フォークソング」を思い浮かべると覚えやすいです。
- 「folk」を使うシーンをイメージすると覚えやすいです。例えば、村の人々が集まってフォークダンスを踊っている場面を思い浮かべると良いでしょう。
意味のイメージ
意味(1)
《米はしばしば複数形で》(一般の)人々,世人(people)
意味(2)
《話》《one's folks》家族;親族;両親
意味(3)
《古》民族,種族;国民
意味(4)
=folk song
意味(5)
《話》《呼び掛けに用いて》皆さん,お立ち合い
意味(6)
《米はしばしば複数形で》(住所・年齢・境遇などの特殊な)人々