draft
〈C〉下絵,スケッチ,設計図;草稿,草案 / 〈C〉為替(かわせ)手形 / 〈C〉(特に部屋などの)すきま風,通風 / 〈C〉(ストーブ・煙突の)通気 / 〈U〉(車などを)引くこと / 〈C〉網で引っぱること,一網;一網の漁獲高 / 〈U〉《米》徴兵,徴募;《集合的に》徴集兵,選抜隊,分遣隊;その選抜 / 〈U〉(特にスポーツで人を)引き抜くこと;ドラフト制 / 〈U〉(液体を容器から)つぎ出すこと,(酒などの)たる抜き / 〈C〉一飲み[の量],一吸い[の量],(水薬などの)1回の服用量 / 〈C〉(船の)喫水 / 牽引(けんいん)用の / たる出しの,生の / 下絵の;草案の
名詞「draft」の詳細解説
1. 基本情報と概要
意味:
- 英語: draft
- 日本語: 草稿、下書き、ドラフト
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です:
「draft」は、正式な文書や計画が完成する前の初期段階の文書や計画を指します。例えば、レポートや手紙、デザインの初期バージョンなどです。
品詞:
- 名詞 (draft)
- 他の品詞に変わった例:
- 動詞: draft(ドラフトを書く)
- 形容詞: draft(ドラフトの)
CEFRレベル:
B1:中級
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 語幹: draft
- 明確な接頭語や接尾語はありません。
関連単語:
- 派生語:
- drafter(草稿を書く人)
- drafting(ドラフトを書くこと)
- 類縁語:
- blueprint(設計図)
- outline(アウトライン)
コロケーション:
- first draft(最初の草稿)
- rough draft(ラフスケッチ)
- final draft(最終稿)
- draft version(ドラフト版)
- draft copy(ドラフトコピー)
- draft proposal(ドラフト提案)
- draft document(ドラフト文書)
- draft plan(ドラフト計画)
- draft report(ドラフトレポート)
- draft agreement(ドラフト契約)
3. 語源とニュアンス
語源:
「draft」は中世英語の「draught」から来ており、これは古英語の「dragan」(引っ張る)に由来します。最初は「引っ張る」や「引き出す」という意味で使われていましたが、後に文書の「引き出し」や「スケッチ」を意味するようになりました。
ニュアンス:
「draft」は正式なものではない、まだ完成していないというニュアンスがあります。それゆえ、修正や変更が前提となる文脈で使われます。
4. 文法的な特徴と構文
構文:
- 一般的な構文:
I need to write a draft of the report.
Could you review the draft before the meeting?
使用シーン:
- フォーマル/カジュアル:
- フォーマルな文脈でもカジュアルな文脈でも使用されますが、より正式な文書や計画の初期段階を指す場合に多く見られます。
文法上のポイント:
- 可算名詞:
a draft
/drafts
5. 実例と例文
日常会話:
I just finished the first draft of my novel.
- 小説の最初の草稿を終えたところです。
Can you take a look at my draft?
- 私の草稿を見てくれませんか?
This is just a rough draft, so it might change.
- これはただのラフスケッチなので、変更するかもしれません。
ビジネス:
We need to submit the draft proposal by next Monday.
- 来週の月曜日までに提案書のドラフトを提出する必要があります。
Please review the draft agreement and provide feedback.
- 契約書のドラフトを確認してフィードバックをください。
The draft budget needs to be finalized by the end of the month.
- 月末までに予算のドラフトを最終決定する必要があります。
学術的な文脈:
The draft of the research paper is due next week.
- 研究論文の草稿は来週が期限です。
I have to revise my draft thesis.
- 論文のドラフトを修正しなければなりません。
Can you help me with the draft outline for my dissertation?
- 論文のアウトラインのドラフトを手伝ってくれませんか?
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- outline(アウトライン)
- 大まかな構成や概要を示す文書。
- 例:
She provided an outline of her presentation.
- blueprint(設計図)
- 詳細な計画や設計図。
- 例:
The architects created a blueprint for the new building.
- sketch(スケッチ)
- 簡単な図や絵、計画の初期段階。
- 例:
He made a quick sketch of the layout.
反意語:
- final(最終)
- 完成したもの。
- 例:
This is the final version of the document.
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:
- IPA: /dræft/ (アメリカ英語)
- IPA: /drɑːft/ (イギリス英語)
強勢(アクセント):
- アクセントは「draft」の「a」にあります。
発音の違い:
- アメリカ英語では「æ」の音が強いですが、イギリス英語では「ɑː」の音が強いです。
よくある発音の間違い:
- 「ドラフト」と日本語的に発音してしまうことが多いです。英語では「ドゥラフト」に近い発音を心掛けましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス:
draf
やdrafte
と間違えることがあるので注意しましょう。
同音異義語との混同:
- 「draught」(引き分け、飲み物)と混同しないようにしましょう。
試験対策:
- TOEICや英検では、ビジネス文書や計画に関連する問題で出題されることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
ヒント: ドラフトビール(draft beer)を思い出すと覚えやすいです。ドラフトビールもタンクから直接引き出すので、文書の「下書き」と関連付けて覚えましょう。
イメージ: 初めてのドラフトを書くときは、まるでビールの泡のようにアイデアがあふれているイメージを持つと、記憶に残りやすいです。
覚える際のポイント: 書く前にまず「ドラフト」を作るという手順を覚えると良いでしょう。また、何度も修正して最終版を作る過程をイメージすると、「draft」の使い方が自然に身につきます。
これで「draft」についての詳細な解説が完成です!
〈C〉下絵,スケッチ,設計図;草稿,草案
〈C〉為替(かわせ)手形
〈C〉(特に部屋などの)すきま風,通風
〈C〉(ストーブ・煙突の)通気
〈U〉(車などを)引くこと
〈C〉網で引っぱること,一網;一網の漁獲高
〈U〉《米》徴兵,徴募;《集合的に》徴集兵,選抜隊,分遣隊;その選抜
〈U〉(特にスポーツで人を)引き抜くこと;ドラフト制
〈C〉一飲み[の量],一吸い[の量],(水薬などの)1回の服用量
〈C〉(船の)喫水
牽引(けんいん)用の
たる出しの,生の
下絵の;草案の
…‘の'草案(草稿)を書く;…の輪郭を描く
〈U〉(液体を容器から)つぎ出すこと,(酒などの)たる抜き
(特別の目的のために)〈人〉‘を'引き抜く,選抜して派遣する;《特に米》(…に)〈人〉‘を'徴集する《+名+into+名》