元となった辞書の項目
intervene
解説
1. 基本情報と概要
意味
- 英語:intervene
- 日本語:介入する、干渉する、仲裁する
「intervene」は、何か問題や紛争が起こっている状況に対して介入し、解決しようとする行動を指します。こういう場面で使われる、他人や他の組織の間に入って解決を試みる、というニュアンスの単語です。
- 品詞:動詞
- CEFRレベル:B2(中上級)
例
- 名詞:intervention(介入)
- 形容詞:intervening(介入している)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語:inter-(間に)
- 語幹:vene(来る)
関連性
- interject(挿入する)
- interfere(干渉する)
- intermediate(仲介する)
コロケーション
- intervene in a dispute - 紛争に介入する
- intervene in a conversation - 会話に割り込む
- intervene on behalf of - ~のために介入する
- intervene to prevent - 防ぐために介入する
- intervene diplomatically - 外交的に介入する
- intervene militarily - 軍事的に介入する
- intervene directly - 直接的に介入する
- intervene legally - 法的に介入する
- intervene in a crisis - 危機に介入する
- intervene with authority - 権限を持って介入する
3. 語源とニュアンス
語源
ラテン語のintervenire
(間に来る)に由来します。inter-
(間に)とvenire
(来る)から成り立っています。
ニュアンス
「intervene」は、他人の問題や状況に対して積極的に関与することを示します。フォーマルな場面でも使われますが、特に外交や法的な状況でよく使われます。感情的な響きは中立的で、問題解決を目的とした積極的な行動を示します。
4. 文法的な特徴と構文
構文
- S + intervene + in + O(~に介入する)
- 例:The government decided to intervene in the economic crisis.
- S + intervene + to + V(~するために介入する)
- 例:She intervened to prevent further violence.
使用シーン
フォーマルな文章や会話、特に紛争解決や問題解消の場面で使われます。仲裁や調停を行う際に使うことが多いです。
5. 実例と例文
日常会話
Can you intervene in their argument? It's getting out of hand.
I had to intervene when they started fighting.
She always tries to intervene when we have a disagreement.
ビジネス
The manager had to intervene to resolve the conflict between the team members.
We need to intervene before the situation gets worse.
The board decided to intervene in the company's financial matters.
学術的な文脈
Researchers often intervene in the natural environment to conduct experiments.
The study examines the effects of government intervention in the economy.
Ethical considerations arise when scientists intervene in human genetics.
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- interfere(干渉する)
- 他人の行動に不必要に介入するニュアンスが強い。
- mediate(仲介する)
- 対立する二者の間に入り調停する行為。
- arbitrate(仲裁する)
- 公正な立場から紛争を解決するための行動。
反意語
- ignore(無視する)
- 問題や状況に対して関与しない行動。
- neglect(怠る)
- 必要な介入や対応をしないこと。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号
- /ˌɪntərˈviːn/
アクセント
- 強調は第二音節「-vene」に置かれます。
発音の違い
- アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
注意点
- interfereと混同しやすいが、ニュアンスが異なる。
- スペルミスに注意。特に「inter-」の部分を「intra-」と間違えやすい。
試験対策
- TOEICや英検のリスニングやリーディングで出題されることがあるため、文脈での使い方を理解しておくと良い。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
ヒント
- 「間に来る」という語源から、「問題の間に入る」というイメージで覚えると良い。
- 「inter-」は「間に」を意味する接頭語として多くの単語で使われているので、他の単語(interact, international)と関連付けて覚えると良い。
イメージ
- 仲裁者が二人の間に立っている絵を思い浮かべると覚えやすいです。
このように、「intervene」という単語の意味や使い方、関連する情報を詳しく理解することで、実際の会話や文章で適切に使うことができるようになります。
意味のイメージ
意味(1)
(ある事と事,時と時,場所と場所の)間に起こる,間に人る《+between(in)+名》
意味(2)
(相対するもの間に)仲裁に入る,(…に)干渉する《+in(between)+名》
意味(3)
〈事が〉じゃまに入る