tremendous
1. 基本情報と概要
tremendous(トレメンダス)は、形容詞で「巨大な」「素晴らしい」「ものすごい」といった意味を持ちます。驚くほど大きい、または素晴らしいといったニュアンスで使われます。
- 英語: tremendous
- 日本語: 巨大な、素晴らしい、ものすごい
この単語は、何かが非常に大きい、または非常に良いと強調したいときに使われます。
CEFRレベル: B2(中上級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: 無し
- 語幹: tremen-(
tremere
(揺れる)に由来) - 接尾語: -dous(形容詞化)
関連語
- tremendously(副詞):非常に、ものすごく
- tremendousness(名詞):巨大さ、素晴らしさ
よく使われるコロケーション
- tremendous effort(大きな努力)
- tremendous impact(巨大な影響)
- tremendous success(大成功)
- tremendous growth(大幅な成長)
- tremendous opportunity(絶好の機会)
- tremendous pressure(大きなプレッシャー)
- tremendous change(大きな変化)
- tremendous achievement(素晴らしい成果)
- tremendous potential(大きな可能性)
- tremendous fear(大きな恐怖)
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の tremendus
(恐れるべき)から派生し、tremere
(揺れる)に由来します。もともと「恐れるべき」という意味があり、そこから「驚くべきほど大きい」という意味に変化しました。
この単語は、多くの場合、ポジティブな文脈で使われますが、何かが非常に大きくて圧倒的である場合にはネガティブな意味合いも持つことがあります。
- 使用シーン: 口語でも文章でも使用されます。カジュアルからフォーマルまで幅広く使えます。
4. 文法的な特徴と構文
形容詞として使われ、通常は名詞を修飾します。
一般的な構文
have a tremendous impact on ...
: ...に巨大な影響を与えるshow tremendous improvement
: 大幅な改善を見せる
イディオム
to a tremendous degree
: ものすごい程度に
5. 実例と例文
日常会話
She made a tremendous effort to finish the project on time.
(彼女はプロジェクトを時間通りに終えるために大きな努力をした。)The concert was tremendous!
(コンサートは素晴らしかった!)He has a tremendous amount of energy.
(彼はものすごいエネルギーを持っている。)
ビジネス
Our company has seen tremendous growth over the past year.
(我が社は昨年にわたって大幅な成長を遂げました。)This new product has tremendous potential in the market.
(この新製品は市場で大きな可能性を持っています。)We need to put in a tremendous effort to stay ahead of our competitors.
(競合他社に先んじるためには大きな努力が必要です。)
学術的
The research had a tremendous impact on the field of biotechnology.
(その研究はバイオテクノロジーの分野に巨大な影響を与えた。)There has been a tremendous increase in data availability.
(データの利用可能性が大幅に増加しました。)The findings revealed a tremendous disparity between the two groups.
(調査結果は二つのグループ間に大きな格差があることを示しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- huge(巨大な)
- enormous(非常に大きい)
- vast(広大な)
- massive(巨大な)
反意語
- tiny(非常に小さい)
- insignificant(重要でない)
ニュアンスの違い
- huge: 単に物理的に大きいことを強調する。
- enormous: スケールが非常に大きいことを強調する。
- vast: 広さや範囲が大きいことを強調する。
- massive: 重量感や迫力を伴う大きさを強調する。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号: /trɪˈmɛndəs/
- アクセント: 第2音節にアクセントがあります。
tre-MEN-dous
アメリカ英語とイギリス英語: 発音に大きな違いはありませんが、アメリカ英語の方が若干強調が強い傾向があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
tremendos
やtremendious
のように書いてしまうことがあります。 - 同音異義語との混同: 特に問題ありませんが、
tremor
(震え)と混同しないように注意。
試験対策: TOEICや英検では、ビジネスや日常生活の文脈で「巨大な影響」や「大きな努力」を表現する際に出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
覚えやすくするために、「震えるほど大きい」ものをイメージすると良いです。例えば、地震(tremor)が起こるときのように、何かが非常に大きくて驚くような状況を思い浮かべてください。
また、単語の中に「tremble(震える)」という単語が含まれていることを意識すると、意味が覚えやすくなるでしょう。
(大きさ・量・強度などで)ものすごい,途方もない
恐ろしい,ぞっとさせる
非常にすばらしい(wonderful)