元となった辞書の項目
alike
解説
1. 基本情報と概要
alike(アライク)は形容詞および副詞で使用され、「似ている」を意味します。形容詞としては、「似たような、同じような」という意味合いで、2つ以上のものが互いに似ていることを表します。副詞としては、「同様に」という意味で、同じ仕方や方法で行われることを示します。
- 形容詞: alike
- 副詞: alike
CEFRレベル: B1(中級)
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。例えば、「彼らは見た目がとても似ている」や「彼らは同様に考える」という文脈で使われます。
2. 語構成と詳細な意味
alikeは接頭語や接尾語を持たない単語で、語幹そのもので意味を持ちます。
派生語や類縁語:
- like(動詞/形容詞):好む、似ている
- likeness(名詞):類似
- likewise(副詞):同様に
よく使われるコロケーション:
- look alike - 似て見える
- think alike - 同じように考える
- act alike - 同じように行動する
- sound alike - 似た音がする
- dress alike - 同じように服を着る
- behave alike - 同じように振る舞う
- appear alike - 同じように見える
- feel alike - 同じように感じる
- alike in appearance - 外見が似ている
- alike in nature - 性質が似ている
3. 語源とニュアンス
語源:
- alikeは、中英語の「alike」から派生し、古英語の「gelīc」に由来します。この「gelīc」は、ゲルマン語派の「gilikaz」から来ており、「同じ、似た」という意味を持っています。
ニュアンス:
- alikeは、主に物や人が互いに似ていることを示すため、比較的カジュアルな文脈で使われます。フォーマルな文脈では使用頻度が低いです。
4. 文法的な特徴と構文
形容詞としての使用:
- 通常、補語として使用され、be動詞やその他の状態動詞と共に使われます。
- 例:
They are alike.
(彼らは似ている)
- 例:
副詞としての使用:
- 同様に、何かが同じ方法で行われることを示す。
- 例:
He treats everyone alike.
(彼は皆を同じように扱う)
- 例:
5. 実例と例文
日常会話:
You and your brother look so alike.
(あなたとあなたの兄弟はとても似ている)The twins dress alike every day.
(その双子は毎日同じように服を着る)All the houses in this neighborhood look alike.
(この近所の家はすべて似ている)
ビジネス:
Our company policies apply to all employees alike.
(当社の方針はすべての従業員に同様に適用されます)The two products are alike in many ways.
(その二つの製品は多くの点で似ている)Managers should treat their subordinates alike.
(マネージャーは部下を公平に扱うべきです)
学術的な文脈:
The two theories are alike in their assumptions.
(その二つの理論は仮定の点で似ている)Cultural practices in these regions are remarkably alike.
(これらの地域の文化的慣習は驚くほど似ている)The results of the study were alike across different groups.
(研究の結果は異なるグループ間で同じであった)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- similar(似ている): 具体的な類似点を示す場合に使用
- 例:
Their ideas are similar.
(彼らの考えは似ている)
- 例:
- resembling(似ている): よりフォーマルな表現
- 例:
He has a face resembling his father's.
(彼は父親に似た顔をしている)
- 例:
反意語:
- different(異なる): 似ていないことを示す
- 例:
Their opinions are completely different.
(彼らの意見は全く異なる)
- 例:
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: [əˈlaɪk]
- 強勢(アクセント): 第二音節(-like)に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 特に大きな違いはありませんが、アクセントや音の微妙な違いに注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
alike
をalik
と間違えないように注意してください。 - 同音異義語との混同:
like
との混同がよく見られますが、意味と使い方が異なるので注意が必要です。 - 文法的な使い方: 形容詞として使う場合と副詞として使う場合の違いに注意してください。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- ヒント:
alike
はlike
という単語が含まれています。like
は「好き」や「似ている」を意味するので、覚えやすいでしょう。また、a-
は「一緒に」というニュアンスを持ち、like
と組み合わせて「一緒に似ている」というイメージで覚えましょう。
関連ストーリー: 兄弟や双子など、見た目や行動が似ている人々を思い浮かべると記憶に残りやすいでしょう。
勉強テクニック: 似ているものを比較する際に実際に使ってみることで、使用感を掴むと同時に記憶に定着させることができます。
意味のイメージ
意味(1)
同様である
意味(2)
《複数の人・物が》似ている《similar》