【動/他】《…へ》〈電報・手紙など〉を送る《to ...》 / 〈使者・軍隊など〉を特派する / 【名/U】急送, 特派 / 【名/C】ニュース特報 / 急送公文書
dispatch
【動/他】《…へ》〈電報・手紙など〉を送る《to ...》 / 〈使者・軍隊など〉を特派する / 【名/U】急送, 特派 / 【名/C】ニュース特報 / 急送公文書
1. 基本情報と概要
英単語: dispatch
意味:
- 英語: To send off to a destination or for a purpose.
日本語: 送る、派遣する。
「何かや誰かを特定の目的地や任務のために送る」という意味の単語です。
品詞: 動詞(他動詞)、名詞
- 動詞: dispatch (送る、派遣する)
- 名詞: dispatch (送付、派遣、配送、急送)
CEFRレベル: B2(中上級)
- このレベルの単語は、かなりの英語力を必要とし、日常会話やビジネスで使われることが多いです。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語: なし
接尾語: なし
語幹: dispatch
派生語や類縁語:
- dispatcher(派遣者、配車係)
- dispatched(過去形・過去分詞形)
コロケーションと関連フレーズ:
- dispatch an order(注文を発送する)
- dispatch troops(部隊を派遣する)
- rapid dispatch(迅速な送付)
- emergency dispatch(緊急派遣)
- dispatch a message(メッセージを送る)
- dispatch center(配送センター)
- dispatch a team(チームを派遣する)
- dispatch goods(商品を発送する)
- dispatch services(配送サービス)
- dispatch note(発送通知)
3. 語源とニュアンス
語源:
この単語は、16世紀にラテン語の dis-
(分離)と pactare
(まとめる、取り決める)から派生しています。もともとは「急いで処理する」という意味がありました。
ニュアンス:
dispatchは効率的で迅速な行動を示唆することが多いです。ビジネスや軍事など、効率が重視される場面でよく使われます。そのため、フォーマルな文脈で使用されることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 動詞として使う際は他動詞ですので、必ず目的語が必要です。
- 名詞として使う場合は可算名詞です。
一般的な構文やイディオム:
- 動詞:
to dispatch + 目的語
例:They dispatched the goods yesterday.
- 名詞:
a dispatch from + 場所
例:a dispatch from the front lines
使用シーン:
- ビジネス: 注文や配達の状況を説明する際に使用
- 軍事: 部隊の配置や派遣に関する報告で使用
5. 実例と例文
日常会話:
Could you dispatch this letter for me?
(この手紙を送ってくれませんか?)The repair team was dispatched immediately.
(修理チームはすぐに派遣されました。)We need to dispatch the package by today.
(今日中にその荷物を発送する必要があります。)
ビジネス:
The company dispatched the order last night.
(会社は昨夜注文を発送しました。)A dispatch confirmation will be sent to your email.
(発送確認がメールで送られます。)They have a dedicated team for emergency dispatch.
(彼らには緊急派遣専用のチームがあります。)
学術的な文脈:
The research team was dispatched to the site.
(研究チームが現地に派遣されました。)A detailed dispatch was published in the journal.
(詳細な報告がジャーナルに掲載されました。)Dispatching resources efficiently is crucial in disaster management.
(災害管理においてリソースの効率的な配分が重要です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
send(送る)
例:Please send the document by email.
(その書類をメールで送ってください。)transport(輸送する)
例:The goods were transported by truck.
(商品はトラックで輸送されました。)ship(発送する)
例:The order was shipped yesterday.
(注文は昨日発送されました。)
反意語:
receive(受け取る)
例:We received the package this morning.
(今朝荷物を受け取りました。)hold(保持する)
例:Please hold the package for now.
(今はその荷物を保持しておいてください。)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /dɪˈspætʃ/
強勢の位置: 第二音節にアクセントがあります(dispatch)。
アメリカ英語とイギリス英語での発音の違い: 基本的には同じ発音ですが、アメリカ英語の方が若干早口で発音されることが多いです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミスに注意しましょう。
dispatch
のs
とp
の順番を間違えやすいです。 - 同音異義語との混同に注意しましょう。
despatch
というスペルもありますが、これはイギリス英語での古い綴りです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ディスパッチ(dispatch)」という言葉は、「ディス(dis-)+ パッチ(patch)」と覚えると良いかもしれません。パッチを分ける、つまり何かを送るというイメージです。
- 映画やテレビドラマでよく使われる場面(例:警察や軍隊が「dispatch」を使って部隊を派遣するシーン)を思い出して覚えると良いです。
以上が「dispatch」の詳細な解説です。この単語を使いこなせるようになると、特にビジネスやフォーマルな場面で非常に役立ちます。
(…へ)〈電報・手紙など〉‘を'送る,〈使者・軍隊など〉‘を'急送する,特派する《+名+to+名》
〈仕事・食事など〉‘を'手早く済ませる
《遠回しに》…‘を'殺す(kill)
〈U〉急送;急派,特派
〈U〉(仕事などの)敏速な処理,手早さ
〈C〉ニュース特報,至急報;急送公文書