元となった辞書の項目
caution
解説
1. 基本情報と概要
Caution(名詞)
- 英語: Caution
- 日本語: 注意、警戒
「注意」や「警戒」を意味する単語で、危険やリスクを避けるために慎重になることを表します。例えば、「注意してください」という意味で使われます。
- 品詞: 名詞
- 他の品詞: 動詞「caution(注意する)」
CEFRレベル: B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
接頭語: なし
接尾語: なし
語幹: caution
関連語:
- Cautious(形容詞): 注意深い、慎重な
- Cautiously(副詞): 注意深く、慎重に
- Cautions(動詞): 注意する
よく使われるコロケーション:
- Exercise caution(注意を払う)
- With caution(慎重に)
- Extreme caution(極度の注意)
- Use caution(注意する)
- Caution sign(注意標識)
- Err on the side of caution(慎重を期す)
- Proceed with caution(注意して進む)
- Cautionary tale(警告的な話)
- Take caution(注意を払う)
- Urge caution(注意を促す)
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の「cautio」から派生し、これは「cavere(注意する)」に由来します。
歴史的には、危険やリスクを避けるための慎重さを表す言葉として使われてきました。現代でも同様に使われ、フォーマルな文脈でもカジュアルな文脈でも適切に使用されます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- Use caution when...(~するときに注意を払う)
- With caution(慎重に)
- A word of caution(注意の一言)
フォーマル/カジュアル: 両方のシーンで使われます。
5. 実例と例文
日常会話:
Please exercise caution when walking on the icy sidewalk.
- 氷の張った歩道を歩くときは注意してください。
You should always drive with caution.
- 常に注意して運転するべきだよ。
Take caution, the floor is wet.
- 注意してね、床が濡れているから。
ビジネス:
We need to proceed with caution on this project.
- このプロジェクトは慎重に進める必要があります。
The manager issued a word of caution to the team.
- マネージャーはチームに注意を促した。
It’s important to use caution when handling sensitive information.
- 機密情報を扱う際には注意が重要です。
学術的:
The researchers advised caution in interpreting the results.
- 研究者たちは結果の解釈に注意を促した。
Caution is necessary when conducting experiments with volatile chemicals.
- 揮発性化学物質を使った実験を行う際には注意が必要です。
The study concludes with a caution regarding the limitations of the data.
- 研究はデータの限界に関する注意で締めくくられています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- Care(注意): 一般的な注意
Handle with care.
(注意して扱う)
- Vigilance(警戒): 継続的な警戒
Constant vigilance is required.
(継続的な警戒が必要)
- Prudence(慎重): 賢明で慎重な行動
Prudence is advised in financial decisions.
(財政的な決定には慎重さが求められる)
反意語:
- Negligence(不注意): 注意を払わないこと
His negligence led to the accident.
(彼の不注意が事故を引き起こした)
- Recklessness(無謀): 無謀な行動
Recklessness can be dangerous.
(無謀な行動は危険です)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ˈkɔːʃən/(アメリカ英語)、/ˈkɔːʃən/(イギリス英語)
アクセント: 最初の音節にアクセントがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
causion
と書く間違いが多いです。正しくはcaution
です。 - 発音:
caution
の発音は「コーション」と、日本語のカタカナ発音と異なるので注意が必要です。 - 同音異義語: なし
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「caution」は「cat(ネコ)」と「shun(避ける)」を組み合わせて、「ネコが何かを避けるために注意深くしている様子」をイメージすると覚えやすいかもしれません。
勉強テクニック:
- 「注意標識」や「警告ラベル」を見かけたときに、この単語を思い出すようにしましょう。
- 日常生活で「注意」や「警戒」が必要な場面を意識して、その都度「caution」を使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
〈U〉用心,注意,慎重さ,用心深さ(prudence)
意味(2)
〈C〉警告(注意)の言葉(合図,しるし)