元となった辞書の項目
interrupt
解説
1. 基本情報と概要
interrupt(インタラプト)は、「中断する、遮る」という意味の英語の動詞です。誰かが話している最中に割り込んだり、作業や活動を途中で止めたりする場面で使われます。
- 品詞:動詞
- CEFRレベル:B1(中級)
この単語は、会話や作業が続いている途中で邪魔をするというネガティブなニュアンスがあります。
2. 語構成と詳細な意味
interruptは以下のように構成されています:
- 接頭語:inter-(間に、相互に)
- 語幹:rupt(破壊する、壊す)
これらが組み合わさり、「間に入って壊す」という意味を持つようになりました。
派生語や類縁語:
- interruption(名詞):中断、遮断
- interrupted(形容詞):中断された
よく使われるコロケーション:
- interrupt a conversation(会話を中断する)
- interrupt a meeting(会議を中断する)
- interrupt someone’s speech(誰かの話を遮る)
- repeatedly interrupt(繰り返し中断する)
- apologize for interrupting(遮ったことを謝る)
- interrupt the flow(流れを中断する)
- interrupt with a question(質問で遮る)
- without interruption(中断なしに)
- brief interruption(短い中断)
- interrupt the process(プロセスを中断する)
3. 語源とニュアンス
interruptの語源は、ラテン語の「interrumpere」から来ており、「inter(間に)」と「rumpere(壊す)」の合成です。歴史的には、中世英語の「enterupten」から現代英語に発展しました。
この単語は、会話や活動の流れを妨げるという意味合いが強く、特に会話の中で使われることが多いです。フォーマルでもカジュアルでも使われます。
4. 文法的な特徴と構文
interruptは他動詞として使われることが多く、目的語を取ります。
- 一般的な構文:
- S + interrupt + O(主語が目的語を中断する)
- S + be interrupted by + O(主語が目的語によって中断される)
例:
- She interrupted him during the meeting.(彼女は会議中に彼を中断しました。)
- The program was interrupted by a commercial break.(その番組はコマーシャルで中断されました。)
5. 実例と例文
日常会話:
Please don't interrupt me while I'm speaking.
(話している最中に遮らないでください。)Can I interrupt you for a moment?
(少しお話を遮ってもいいですか?)Sorry to interrupt, but I have an urgent call.
(遮ってすみませんが、緊急の電話があります。)
ビジネス:
The presentation was interrupted by a technical issue.
(プレゼンテーションは技術的な問題で中断されました。)We can't afford to interrupt the workflow.
(作業の流れを中断する余裕はありません。)He interrupted the meeting to make an important announcement.
(彼は重要な発表をするために会議を中断しました。)
学術的:
The experiment was interrupted by an unexpected power outage.
(実験は予期せぬ停電によって中断されました。)The lecture was briefly interrupted by a fire alarm.
(講義は火災警報で一時中断されました。)Data collection was interrupted due to equipment failure.
(データ収集は機器の故障で中断されました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- disrupt(混乱させる):強い妨害や混乱を引き起こす
- interfere(干渉する):不必要な介入
- disturb(邪魔する):静けさや平和を破る
反意語:
- continue(続ける):中断せずに続行する
- proceed(進む):続ける
- maintain(維持する):中断せずに保つ
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号:/ˌɪn.təˈrʌpt/
- アクセントの位置:第二音節(ter)
- アメリカ英語とイギリス英語の違い:どちらも同じ発音
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:interupt(正しくはinterrupt)
- 同音異義語:なし
- 試験対策:TOEICや英検などでの出題は、会話の中断やビジネスシーンでの中断に関する問題が多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
覚え方のヒント:
- 「inter(間に)」と「rupt(壊す)」を思い出すことで、何かの途中に割り込んで壊すイメージを持つと覚えやすいです。
- 「interrupt」の「rupt」は「erupt(噴火する)」の「rupt」と同じで、突然の中断を連想できます。
このように、「interrupt」は何かの途中で中断させるという意味を持ち、多くのシーンで使われる便利な単語です。
意味のイメージ
意味(1)
(行動や話の途中で)〈人〉‘を'さえぎる,妨げる
意味(2)
〈行為・話など〉‘を'中断する
意味(3)
〈物事〉‘を'さえぎる
意味(4)
じゃまする,話の腰を折る