元となった辞書の項目
faculty
解説
名詞「faculty」を詳細に解説
1. 基本情報と概要
faculty
- 意味(英語): An inherent mental or physical power; a group of university departments concerned with a major division of knowledge.
- 意味(日本語): 1. 能力、才能 2. 大学の学部、教授陣
「faculty」は、特定の能力や才能を指す場合と、大学の学部や教授陣を指す場合に使われます。例えば、「彼は数学の才能がある」と言いたいときや、「大学の文学部に通っている」と言いたいときに使います。
- 品詞: 名詞
関連する品詞: 形容詞(facultative)
CEFRレベル: B2(中上級)
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 接頭語: なし
- 語幹: facul (ラテン語
facultas
- 力、能力) - 接尾語: ty(名詞を形成)
関連語:
- faculty member: 教授陣の一員
- faculty of arts: 文学部
- teaching faculty: 教員
コロケーション:
- faculty member - 教授陣の一員
- faculty meeting - 教授会
- faculty of science - 理学部
- medical faculty - 医学部
- faculty advisor - 学部アドバイザー
- faculty position - 教授職
- faculty development - 教員研修
- faculty lounge - 教員用ラウンジ
- faculty senate - 教授会議
- faculty recruitment - 教員採用
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の facultas
(力、能力)から来ています。中世英語で「能力」や「特権」を意味し、後に大学の学部や教授陣を指すようになりました。
ニュアンス: 学術的な文脈で使われることが多く、フォーマルな場面でよく使用されます。特定の能力を指す場合は、個人の才能や能力を称賛するニュアンスがあります。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- have a faculty for - ~の才能がある
- belong to the faculty of - ~学部に所属する
- faculty of [subject] - ~学部
使用シーン: フォーマルな場面、特に学術的な文脈で使用。
可算/不可算: 可算名詞(例: two faculties)
5. 実例と例文
日常会話:
He has a remarkable faculty for learning languages.
- 彼は言語を学ぶ才能がある。
The faculty is meeting today to discuss the new curriculum.
- 教授陣は今日、新しいカリキュラムについて話し合うために会議を行います。
She belongs to the faculty of science.
- 彼女は理学部に所属しています。
ビジネス:
Our faculty members are involved in groundbreaking research.
- 私たちの教授陣は画期的な研究に携わっています。
The company is partnering with the university's engineering faculty.
- その会社は大学の工学部と提携しています。
We need to recruit new faculty for the upcoming semester.
- 次の学期のために新しい教授陣を採用する必要があります。
学術的:
The faculty of arts offers a wide range of courses.
- 文学部は幅広いコースを提供しています。
Faculty development is crucial for improving teaching quality.
- 教員研修は教育の質を向上させるために重要です。
The medical faculty is known for its research excellence.
- 医学部はその研究の優秀さで知られています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- ability (能力) - 一般的な能力を指し、より広範な意味で使用される。
- department (学部) - 大学内の特定の分野を指すが、教授陣全体を指すわけではない。
- talent (才能) - 個人の特定の才能を強調する。
反意語:
- inability (無能) - 能力がないことを指す。
- student (学生) - 教授陣の反対。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号: /ˈfæk.əl.ti/
- アクセント: 第1音節に強勢。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 特に大きな違いはないが、発音の微妙な差異がある場合がある。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
faculity
と間違えやすい。 - 同音異義語: 特に注意すべきものはないが、文脈によって「能力」と「学部」の意味を混同しないようにする。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- ヒント: 「faculty」は「才能」や「学部」を指すので、「学部の才能ある教授陣」をイメージすると覚えやすいでしょう。
- 関連ストーリー: 大学のキャンパスを歩いていて、各学部の建物を見学し、それぞれの教授陣の専門知識に感嘆する場面を思い浮かべるとよいです。
このように、「faculty」は学術的な文脈で非常に重要な単語です。ニュアンスや使用シーンを理解して、適切に使えるようにしましょう。
意味のイメージ
意味(1)
〈C〉(…の)才能,能力《+for(of)+名(do*ing*)》
意味(2)
〈C〉(身体器官の)機能(function);(精神的)能力
意味(3)
〈C〉(大学の)学部
意味(4)
(大学の学部の)教授団
意味(5)
(大学の)全教職員