元となった辞書の項目
auditor
【名/C】会計検査官,監査役 / 《米》(大学で単位を取らない)聴講生 / 聞き手,傍聴人
解説
1. 基本情報と概要
auditor(名詞)
- 英語: auditor
- 日本語: 監査人、会計監査人
「auditor」は、企業や組織の財務記録や業務プロセスを検査し、評価する人のことを指します。主に会計や財務の分野で使われる用語で、適正な会計処理が行われているかどうかを確認する役割を持っています。こういう場面で使われる、専門的なニュアンスの単語です。
CEFRレベル:B2(中上級)
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- auditorは、ラテン語の「audire」(聞く)に由来します。
派生語:
- audit(動詞・名詞): 監査する、監査
- auditory(形容詞): 聴覚の
共起表現(コロケーション):
- internal auditor(内部監査人)
- external auditor(外部監査人)
- financial auditor(財務監査人)
- audit report(監査報告書)
- audit committee(監査委員会)
- audit trail(監査記録)
- audit findings(監査結果)
- audit standards(監査基準)
- audit process(監査プロセス)
- audit evidence(監査証拠)
3. 語源とニュアンス
語源:
- ラテン語の「auditor」(聞く人、聴取者)から派生しています。もともと「聞く」という意味があり、会計の文脈では「財務記録を注意深く聞き取り、検査する人」を意味します。
ニュアンス・使用時の注意点:
- 「auditor」は専門的な用語であり、主に会計や財務に関連する文脈で使用されます。ビジネスや公式な場面で使われることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- The auditor reviewed the company's financial statements.(監査人は会社の財務諸表を確認しました。)
- An internal auditor will conduct the audit next month.(内部監査人が来月に監査を実施します。)
文法ポイント:
- 可算名詞として使用されます(an auditor, auditors)。
5. 実例と例文
日常会話:
My friend is an auditor at a big accounting firm.
(私の友人は大手会計事務所の監査人です。)They had an auditor check their finances last year.
(彼らは昨年、監査人に財務をチェックしてもらいました。)The auditor found some discrepancies in the records.
(監査人は記録にいくつかの不一致を見つけました。)
ビジネス:
Our company has hired an external auditor for the annual review.
(我々の会社は年次レビューのために外部監査人を雇いました。)The audit committee will meet with the auditor next week.
(監査委員会は来週監査人と会合を持ちます。)The auditor's report will be discussed at the board meeting.
(監査人の報告書は取締役会で議論されます。)
学術的な文脈:
The role of an auditor is crucial in maintaining financial transparency.
(監査人の役割は財務の透明性を維持する上で重要です。)Studies show that auditor independence is key to effective auditing.
(研究によると、監査人の独立性が効果的な監査の鍵となります。)Auditor qualifications vary by country and regulatory requirements.
(監査人の資格は国や規制要件によって異なります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- examiner(検査官): 一般的な検査や評価を行う人
- inspector(検査官): 具体的な業務や施設の検査を行う人
- reviewer(レビュアー): 何かを評価・レビューする人
反意語:
- accountant(会計士): 財務記録を作成・管理する人(監査人とは異なり、作成側)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:
- auditor: /ˈɔː.dɪ.tər/
アクセント:
- 第一音節にアクセントがあります(AU-di-tor)。
アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- アメリカ英語とイギリス英語での発音の違いはほとんどありません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
auditor
とauditer
の混同に注意。 - 同音異義語との混同:
audit
(監査)とauditor
(監査人)は関連していますが、意味を区別する必要があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「auditor」は「audience」(聴衆)と同じ語根を持っており、「聞く人」というイメージから「監査人」という意味に発展したと覚えると良いです。
- 「auditor」の最初の部分「audit」は「監査する」という動詞としても使われるので、一緒に覚えると記憶しやすいです。
以上が「auditor」に関する詳細な解説です。この単語は特に会計や財務の分野で重要な役割を果たすため、ビジネス英語を学ぶ際には覚えておくと役立つでしょう。
意味のイメージ
意味(1)
《まれ》聞き手,傍聴人
意味(2)
会計検査官,監査役
意味(3)
《米》(大学で単位を取らない)聴講生