元となった辞書の項目
bully
解説
1. 基本情報と概要
bully (verb)
- 英語: To bully someone means to hurt or frighten them, especially if they are weaker or in a more vulnerable position.
- 日本語: 「いじめる」という意味です。特に、自分より弱い立場の人や攻撃しやすい人を傷つけたり、怖がらせたりすることを指します。こういう場面で使われ、相手を威嚇するニュアンスの単語です。
品詞: 動詞(verb)
他の品詞: 名詞(bully - いじめっ子)
CEFRレベル: B1(中級)
- B1: この単語は中級レベルの学習者に適しており、日常会話や簡単な文章でよく使われます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- bully は特定の接頭語や接尾語を持たない単語ですが、名詞形(bully)と動詞形(to bully)があります。
関連性:
- bully (noun): いじめっ子
- bullying (noun): いじめ行為
コロケーション:
- bully someone - 誰かをいじめる
- be bullied - いじめられる
- bully behavior - いじめ行為
- school bully - 学校のいじめっ子
- bully tactics - いじめの戦術
- cyber bullying - サイバーいじめ
- bully victim - いじめの被害者
- bully someone into doing - 誰かを脅して何かをさせる
- bully and intimidate - いじめて威嚇する
- bully at work - 職場でいじめる
3. 語源とニュアンス
語源:
- bully の語源はオランダ語の「boel(恋人、友達)」から派生し、17世紀初頭の英語で「素敵な人」という意味がありました。しかし、18世紀には「他人を威圧する人」という負の意味に変わりました。
使用時の注意点:
- bully は非常にネガティブな意味を持つ単語であり、カジュアルに使うことは避けるべきです。いじめや威圧行為に関する話題で使われます。フォーマルな文章でも使用されますが、感情的な響きを持つため、状況に応じた適切な言葉選びが求められます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- to bully someone:
He bullied his classmates.
- to be bullied:
She was bullied at school.
- bully into doing:
They bullied him into signing the contract.
使用シーン:
- フォーマル/カジュアル:どちらでも使用されますが、文脈に合わせて適切に使う必要があります。
- 名詞(bully)は可算名詞として使われます。
5. 実例と例文
日常会話:
Stop bullying your little brother!
I can't believe she bullied you into giving her your lunch.
He used to bully me when we were kids.
ビジネス:
Workplace bullying is a serious issue.
She was bullied by her colleagues.
The manager bullied the staff into working overtime.
学術的な文脈:
Bullying in schools has long-term psychological effects on students.
Research indicates that victims of bullying often suffer from anxiety.
Cyberbullying is becoming increasingly prevalent among teenagers.
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- harass(嫌がらせをする):
He harassed her with constant phone calls.
- intimidate(脅す):
They tried to intimidate the witness.
- oppress(圧迫する):
The regime oppressed its people.
反意語:
- protect(保護する):
He protected his friend from bullies.
- support(支援する):
They supported her during difficult times.
- defend(防御する):
He defended his classmates from the bully.
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ˈbʊli/
- 強勢(アクセント): 第一音節に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語での発音の違いはほとんどありません。
注意点:
bully
のu
は短い音で発音されます。よくある間違いとして、「ブリー」と長く発音してしまうことがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
bully
のスペルはシンプルですが、bully
とbully
の綴りを間違えないようにしましょう。 - 同音異義語: 特にありませんが、「bully」と「bull(雄牛)」を混同しないように注意が必要です。
- 試験対策: TOEICや英検での出題頻度は高くありませんが、いじめや職場環境に関する問題で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
bully
を「ぶるぶる震える」と覚えると、誰かがいじめられて怖がっているイメージが浮かびやすいです。- また、「bully pulpit(影響力のある立場からの発言)」という表現も覚えておくと、bullyのネガティブな側面とポジティブな側面の両方を理解する助けになります。
以上が動詞「bully」の詳細な解説です。学習に役立ててください。
意味のイメージ
意味(1)
〈弱い者〉'を'いじめる,おどかす