元となった辞書の項目
come on
《話》急げ / おいで / (励まして)さあ,がんばれ,大丈夫だ / (納得がいかなくて)おいおい / (ねだって)お願いだよ / (挑発して)さあ来い / (明かりが)つく
解説
1. 基本情報と概要
Come on
- 意味(英語): An informal expression used to encourage someone to do something or to express disbelief or frustration.
- 意味(日本語): 人を励ましたり、信じられないことに対して驚いたり、苛立ちを表すカジュアルな表現です。例えば「頑張れ!」や「本当に?」のようなニュアンスがあります。
品詞: 句動詞(phrasal verb)
CEFRレベル: A2(初級)
- A2: 基本的な日常会話で使用される初級の表現です。
2. 語構成と詳細な意味
- Come: 動詞「来る」
- On: 前置詞「〜の上に」
この句動詞は、以下のような派生語や類縁語があります。
- Come along: 一緒に来る
- Come over: 訪れる
- Come up: 上がる、出てくる
よく使われるコロケーション(共起表現):
- Come on, let's go(さあ、行こう)
- Come on, you can do it(頑張れ、君ならできる)
- Oh, come on!(おい、まさか!)
- Come on in(どうぞお入りください)
- Come on, don't be shy(さあ、恥ずかしがらないで)
- Come on, hurry up(急いで)
- Come on, tell me(教えてよ)
- Come on, give it a try(やってみて)
- Come on, stop joking(冗談はやめて)
- Come on, help me(助けてよ)
3. 語源とニュアンス
「Come on」は古英語の動詞「cuman(来る)」と前置詞「on(〜の上に)」の組み合わせです。歴史的には「動きを促す」意味が強く、現在でも励ましや催促のニュアンスを持ちます。
カジュアルな場面でよく使われ、友人同士や家族間での使用が一般的です。フォーマルな場面ではあまり適していません。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- Come on + 命令文:Come on, let's go.
- Come on + 人称代名詞:Come on, you can do it.
フォーマル/カジュアル:
- カジュアルな表現で、フォーマルな文脈には合いません。
5. 実例と例文
日常会話:
- Come on, let's go to the park.(さあ、公園に行こうよ。)
- Come on, you can finish this assignment.(頑張れ、この課題を終わらせられるよ。)
- Oh, come on! I don't believe you.(おい、まさか!信じられないよ。)
ビジネス:
- Come on, we need to meet the deadline.(急いで、締め切りに間に合わないといけないんだ。)
- Come on, let's discuss this issue.(さあ、この問題について話し合おう。)
- Come on, team, we can do this!(頑張れ、みんな、私たちならできる!)
学術的な文脈:
- Come on, let's analyze this data.(さあ、このデータを分析しよう。)
- Come on, don't give up on your research.(頑張れ、研究を諦めないで。)
- Come on, let's present our findings.(さあ、発見を発表しよう。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- Hurry up(急いで)
- 「急いで」と急かすニュアンスが強い。
- Let's go(行こう)
- 「行こう」と誘うニュアンス。
- Cheer up(元気出して)
- 落ち込んでいる人を励ます表現。
反意語:
- Hold on(待って)
- 「待って」と時間を与えるニュアンス。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /kʌm ɒn/(アメリカ英語: /kʌm ɑn/)
- アクセントは「come」にあります。
- アメリカ英語とイギリス英語での大きな発音の違いはありません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
comeon
やcom on
と綴る間違いに注意。 - 同音異義語:
common
(一般的な)とは混同しないように。
試験対策:
- TOEICや英検などのリスニングセクションでよく出題されます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「Come on」を覚えるときは、「誰かを動かす」イメージを持つと良いです。例えば、友達を誘ったり、励ましたりするシーンを思い浮かべると覚えやすいです。
勉強テクニック:
- 実際に使ってみることで記憶に残りやすくなります。友人や家族との会話で積極的に使ってみましょう。
意味のイメージ
意味(1)
《話》急げ
意味(2)
おいで
意味(3)
(励まして)さあ,がんばれ,大丈夫だ
意味(4)
(納得がいかなくて)おいおい
意味(5)
(ねだって)お願いだよ
意味(6)
(挑発して)さあ来い
意味(7)
(明かりが)つく