元となった辞書の項目
thorough
解説
1. 基本情報と概要
Thorough(サラ)は形容詞で、意味は「徹底的な、完全な」です。物事を細部まできちんと行う、注意深く行うというニュアンスがあります。例えば、「thorough investigation」は「徹底的な調査」という意味になります。
- 品詞: 形容詞
CEFRレベル: B2(中上級)
- B2レベルは、やや高度な英語力が必要な中上級レベルで、日常会話や仕事での使用にも適しています。
2. 語構成と詳細な意味
Thoroughは、接頭語や接尾語がない単語ですが、語幹の「thor」が「完全に、徹底的に」という意味を持っています。
関連語・派生語:
- Thoroughly (副詞): 徹底的に
- Thoroughness (名詞): 徹底、完全
よく使われるコロケーション:
- Thorough examination(徹底的な検査)
- Thorough understanding(完全な理解)
- Thorough review(徹底的な見直し)
- Thorough cleaning(徹底的な掃除)
- Thorough check(徹底的なチェック)
- Thorough preparation(徹底的な準備)
- Thorough analysis(徹底的な分析)
- Thorough approach(徹底的なアプローチ)
- Thorough investigation(徹底的な調査)
- Thorough knowledge(徹底的な知識)
3. 語源とニュアンス
語源:
- Thoroughは中英語の「thurgh」や古英語の「thurh」に由来し、これらは「through」(通り抜けて)に関連しています。徹底的に何かを行うという意味が強調されています。
ニュアンス:
- Thoroughは細部にわたって注意を払う、物事を完璧に行うという意味を持ちます。フォーマルな文脈でもカジュアルな文脈でも使用できますが、ビジネスや学術的な場面で特によく使われます。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- 主に名詞を修飾する形容詞として使われます。例えば、「a thorough inspection」(徹底的な検査)など。
フォーマル/カジュアルな使用シーン:
- ビジネスメールや報告書、学術論文などフォーマルな場面での使用が一般的ですが、カジュアルな日常会話でも使われます。
5. 実例と例文
日常会話:
She gave the house a thorough cleaning.
(彼女は家を徹底的に掃除しました。)You should have a thorough understanding of the topic.
(そのテーマについて完全な理解が必要です。)He did a thorough job on the project.
(彼はそのプロジェクトを徹底的にやり遂げました。)
ビジネス:
We need a thorough analysis of the market trends.
(市場動向の徹底的な分析が必要です。)Please conduct a thorough review of the contract.
(契約書を徹底的に見直してください。)A thorough investigation will be conducted.
(徹底的な調査が行われます。)
学術的:
The study offers a thorough examination of the subject.
(この研究はそのテーマについて徹底的な検討を提供しています。)A thorough review of the literature is crucial.
(文献の徹底的なレビューが重要です。)The research requires a thorough methodology.
(その研究には徹底的な方法論が必要です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- Comprehensive(包括的な)
- より広範囲にわたることを示す。例:
a comprehensive study
(包括的な研究)
- より広範囲にわたることを示す。例:
- Detailed(詳細な)
- 細部まで詳しく述べることを示す。例:
a detailed report
(詳細な報告書)
- 細部まで詳しく述べることを示す。例:
反意語:
- Superficial(表面的な)
- 深く掘り下げずに表面だけ見ることを示す。例:
a superficial inspection
(表面的な検査)
- 深く掘り下げずに表面だけ見ることを示す。例:
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /ˈθʌr.ə/ または /ˈθɜr.oʊ/(アメリカ英語)
- アメリカ英語とイギリス英語での発音の違いがあります。アメリカ英語では「サロウ」に近い発音になりますが、イギリス英語では「サラ」に近い発音です。
強勢(アクセント):
- 強勢は最初の音節にあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
スペルミス:
- 「thorough」のスペルが難しいため、
through
(スルー)やthough
(ゾウ)と混同しやすいです。
試験対策:
- TOEICや英検などの試験では、ビジネス文脈での使用が頻出です。「徹底的な」という意味をしっかり押さえておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「Thorough」は「through」(通り抜けて)と関連があるため、物事を最後まで徹底的に通り抜けるというイメージを持つと覚えやすいです。また、「完全に、徹底的に」という意味から、何かを完全にやり遂げる絵を思い浮かべると良いでしょう。
例: 「thorough investigation」を「徹底的に調査する」というイメージで、捜査官が細部まで調べる様子を思い浮かべると覚えやすいです。
意味のイメージ
意味(1)
徹底的政策
意味(2)
全くの,根っからの
意味(3)
(仕事などが)徹底的な,手落ちのない
意味(4)
完全な,完ぺきな