英和辞書

cruelly

/ˈkruːəli/

副詞

『残酷に』,むごたらしく

He was cruelly treated by his captors.

彼は捕獲者達から残酷な扱いを受けた。

解説

1. 基本情報と概要

cruelly（クルーリ）は副詞で、「残酷に、無慈悲に」という意味です。例えば誰かをひどく傷つけたり、冷酷な態度をとる様子を表現する際に使います。こういう場面で使われる、冷たい態度や行為を表現するニュアンスの単語です。

• 品詞：副詞


• CEFRレベル：B1（中級）

2. 語構成と詳細な意味

• 語幹：「cruel」（残酷な、無慈悲な）


• 接尾語：「-ly」：形容詞を副詞に変える接尾語

派生語と関連語：

• cruel（形容詞）：残酷な、無慈悲な


• cruelty（名詞）：残酷さ、無慈悲さ

コロケーション：

1. treated cruelly（残酷に扱われた）


2. speak cruelly（残酷に話す）


3. act cruelly（残酷に振る舞う）


4. punished cruelly（残酷に罰せられる）


5. suffer cruelly（残酷に苦しむ）


6. judge cruelly（残酷に判断する）


7. criticize cruelly（残酷に批判する）


8. laugh cruelly（残酷に笑う）


9. mock cruelly（残酷にからかう）


10. abandoned cruelly（残酷に捨てられる）

3. 語源とニュアンス

語源：

• 「cruel」はラテン語の「crūdēlis」で、「血なまぐさい、残酷な」という意味から来ています。

ニュアンス：

• 「cruelly」は非常に冷たく無情な行為や態度を強調するため、感情的な響きを持ちます。冷酷な行動を強く非難する場合に使われることが多いです。

4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文：

• 「動詞 + cruelly」：「彼は彼女を残酷に扱った」（He treated her cruelly）


• 「cruelly + 過去分詞」：「残酷に罰せられた」（cruelly punished）

使用シーン：

• 主にネガティブな状況で使われ、フォーマル・カジュアルどちらでも使用されます。

5. 実例と例文

日常会話：

1. He spoke to her cruelly.（彼は彼女に冷酷に話した。）


2. The kids treated the stray dog cruelly.（子供たちは野良犬を残酷に扱った。）


3. She was cruelly abandoned by her friends.（彼女は友達に冷酷に捨てられた。）

ビジネス：

1. The manager cruelly criticized the employee's work.（マネージャーは社員の仕事を冷酷に批判した。）


2. He was cruelly fired without any notice.（彼は何の通知もなく冷酷に解雇された。）


3. The company acted cruelly towards its workers.（会社は従業員に対して冷酷に振る舞った。）

学術的な文脈：

1. The prisoners were cruelly treated during the war.（戦争中、囚人たちは残酷に扱われた。）


2. Historical records show that many were cruelly punished for minor offenses.（歴史的記録は、多くの人々が軽微な罪で残酷に罰せられたことを示している。）


3. The experiment was criticized for cruelly testing on animals.（その実験は動物に対して残酷なテストを行ったために批判された。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語：

• harshly（厳しく）：厳しさを強調するが、必ずしも残酷さを伴わない。


• mercilessly（無慈悲に）：残酷さを強調し、ほぼ同じ意味で使用される。


• brutally（残忍に）：残酷さに加えて、暴力的なニュアンスが強い。

反意語：

• kindly（優しく）：優しさや親切さを表現する。


• gently（穏やかに）：穏やかさや優しさを強調する。

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号：

• cruelly /ˈkruːəli/ または /ˈkruːli/

アクセント：

• cruellyの第一音節に強勢があります。

発音の違い：

• アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、「cruel」の部分の発音が少し異なることがあります。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

注意点：

• 「cruelly」のスペルミスがよく見られます。「cruel」と「-ly」をしっかり覚えましょう。


• 同音異義語の「cruelty」（残酷さ）との混同にも注意が必要です。

試験対策：

• TOEICや英検での出題では、文脈を理解して正しく使えるかが問われます。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

イメージ：

• 「cruelly」は「残酷な行動」を思い浮かべると覚えやすいです。例えば、映画や本で見た冷酷なキャラクターの行動を思い出すと良いでしょう。

記憶のヒント：

• 「cruel」（残酷な）に「-ly」を付けると「残酷に」になる、と覚えると良いです。また、「cruel」自体の発音も練習すると、自然に覚えやすくなります。

以上の情報を参考に、「cruelly」をしっかりと理解し、使いこなせるようにしましょう。

意味のイメージ

意味（1）

残酷に,むごたらしく