英和辞書

gap

/ɡæp/

名詞

〈C〉《壁・へいなどの》割れ目, すきま《in ...》 / 《連続するものの》途切れ《in ...》 / 《意見・性格などの》大きなずれ《between ...》

There is a gap between the two buildings.

2つの建物の間に隙間があります。

解説

英単語「gap」の詳細解説

1. 基本情報と概要

意味:

• 英語: gap
  


• 日本語: 隙間、ギャップ、隔たり、差異
  
  こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。例えば、「壁に隙間がある」とか、「彼らの意見には大きなギャップがある」のように使います。

品詞: 名詞

他の品詞では、動詞として「gap（隙間を作る）」という形もあります。

CEFRレベル: B1（中級）

2. 語構成と詳細な意味

接頭語: なし

接尾語: なし

語幹: gap

派生語:

• gaping（形容詞）：口を大きく開けた、隙間のある


• gapless（形容詞）：隙間のない

よく使われるコロケーション:

1. generation gap（世代間ギャップ）


2. gap year（ギャップイヤー）


3. income gap（所得格差）


4. gender gap（男女格差）


5. gap in the market（市場の隙間）


6. knowledge gap（知識の差）


7. time gap（時間の差）


8. gap analysis（ギャップ分析）


9. skills gap（スキルの差）


10. communication gap（コミュニケーションのギャップ）

3. 語源とニュアンス

語源:

古ノルド語の「gap」から派生し、元々は「口を大きく開けること」を意味していました。

ニュアンス:

「gap」は物理的な隙間だけでなく、抽象的な「差異」や「隔たり」を表す際にも使われます。例えば「意見のギャップ」や「知識のギャップ」など、抽象的な概念を表現する際には便利な単語です。

使用シーン:

口語でも文章でも頻繁に使われ、カジュアルからフォーマルまで幅広く使われます。

4. 文法的な特徴と構文

構文:

• There is a gap between A and B.（AとBの間に隙間がある/隔たりがある）


• Mind the gap.（隙間に注意してください）

名詞の特徴:

• 可算名詞として使われることが多い


• 複数形は「gaps」

5. 実例と例文

日常会話:

1. There's a gap under the door.（ドアの下に隙間があるよ。）


2. We need to fill the gap in the wall.（壁の隙間を埋める必要がある。）


3. There's a huge gap between their opinions.（彼らの意見には大きなギャップがある。）

ビジネス:

1. We need to identify the gaps in our strategy.（私たちの戦略のギャップを特定する必要がある。）


2. The income gap between the rich and the poor is widening.（富裕層と貧困層の所得格差が広がっている。）


3. Our company aims to fill a gap in the market.（私たちの会社は市場の隙間を埋めることを目指している。）

学術的:

1. The study highlights a significant gap in the current literature.（この研究は現在の文献における重要なギャップを浮き彫りにしている。）


2. Researchers are trying to bridge the gap between theory and practice.（研究者たちは理論と実践の間のギャップを埋めようとしている。）


3. The educational gap needs to be addressed.（教育のギャップに対処する必要がある。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語:

1. space（空間）：物理的な空間に焦点を当てる


2. difference（違い）：差異を意味し、具体的な違いを強調する


3. divide（分割、隔たり）：物理的または抽象的な分割を意味する

反意語:

1. connection（接続）：物理的または抽象的なつながりを強調する


2. continuity（連続性）：切れ目や隙間がないことを意味する


3. unity（統一）：一体感や結束を強調する

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号（IPA）: /ɡæp/

アクセント: 1音節目に強勢があります。

アメリカ英語とイギリス英語の違い:

発音に大きな違いはありませんが、微妙なイントネーションの違いがあります。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

スペルミス:

「gap」を「gapp」や「gapr」と間違えないように注意しましょう。

同音異義語との混同:

特に「cap（キャップ）」と間違えないように注意が必要です。

試験対策:
TOEICや英検などの試験では、ビジネスシーンや日常会話での「gap」の使い方を問われることがあります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 「gap」は「ギャップ」とカタカナでも使われるので覚えやすいです。


• 「gap」を「ガバっと開いた隙間」とイメージすると記憶しやすいでしょう。

勉強テクニック:

• 実際の会話で使ってみることが最も効果的です。


• 「gap」を含むフレーズを覚えることで、単語の使い方が自然と身につきます。

意味のイメージ

意味（1）

(連続するものの)途切れ,空白[部分]《+in+名》

意味（2）

(意見・性格などの)大きなずれ《+between+名》

意味（3）

(山の尾根を分断する)深い峡谷(峠)

The gap between them has narrowed.

両者の溝が狭まった。

意味（4）

(壁・へいなどの)割れ目,すき間《+in+名》