最終更新日 :2025/01/23

innocent

形容詞

(人が)無罪の, 潔白な / (心の)純潔な,無邪気な

彼は無実だと信じられている。

解説

1. 基本情報と概要

innocent(発音:/ˈɪnəsənt/)は、形容詞で「無罪の」「無邪気な」「無垢な」という意味です。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。


  • 英語: innocent

  • 日本語: 無罪の、無邪気な、無垢な

この単語は、犯罪や不正行為に関して無罪であることや、子供のように純真であどけない様子を表す際に使われます。

CEFRレベル:B1(中級)

2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: in-(否定を表す)

  • 語幹: nocent(ラテン語の nocere「害を与える」から)

innocent の派生語や類縁語には以下のようなものがあります:


  • innocence(名詞):無罪、純真

  • innocently(副詞):無邪気に、無垢に

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ


  1. innocent child(無邪気な子供)

  2. innocent bystander(巻き込まれた第三者)

  3. innocent victim(無実の被害者)

  4. innocent look(無垢な表情)

  5. innocent mistake(無意識のミス)

  6. found innocent(無罪と判決される)

  7. innocent until proven guilty(有罪が証明されるまで無罪)

  8. innocent of the crime(犯罪に無実の)

  9. innocent eyes(純真な目)

  10. entirely innocent(完全に無罪の)

3. 語源とニュアンス

語源:ラテン語の「innocens」(無害な、無罪の)から来ています。歴史的には、無罪であることや、邪悪な意図がないことを示すために使われてきました。

ニュアンス:この単語は、特定の状況での微妙なニュアンスを持つことがあります。例えば、法律的な文脈では「無罪」を強調し、日常的な文脈では「無邪気さ」や「純真さ」を示します。カジュアルな会話でも使われますが、フォーマルな文章でも頻繁に見られます。

4. 文法的な特徴と構文

形容詞として使われるため、名詞を修飾します。可算・不可算の区別はありません。

一般的な構文


  • 主語 + be動詞 + innocent(例:He is innocent.)

  • innocent + 名詞(例:innocent child)

イディオム


  • as innocent as a lamb(子羊のように無垢な)

  • innocent until proven guilty(有罪が証明されるまで無罪)

5. 実例と例文

日常会話


  1. She looks so innocent when she smiles.(彼女が笑うととても無邪気に見える。)

  2. The child gave an innocent answer to the question.(その子供は質問に対して無邪気な答えをした。)

  3. He claimed he was innocent of the accusations.(彼はその告発に対して無実だと主張した。)

ビジネス


  1. The company was found innocent of any wrongdoing.(その会社は不正行為に関して無罪とされた。)

  2. She maintained her innocent appearance throughout the meeting.(彼女は会議中ずっと無垢な外見を保っていた。)

  3. An innocent error in the financial report caused a lot of confusion.(財務報告書の無意識のミスが多くの混乱を引き起こした。)

学術的な文脈


  1. The study examines the concept of innocent behavior in children.(その研究は子供の無邪気な行動の概念を検討している。)

  2. Historical records show that many innocent people were wrongfully convicted.(歴史的記録は、多くの無実の人々が不当に有罪判決を受けたことを示している。)

  3. The concept of innocent until proven guilty is fundamental to modern justice systems.(有罪が証明されるまで無罪という概念は、現代の司法制度にとって基本的なものである。)

6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • pure(純粋な)

  • guiltless(無罪の)

  • blameless(非難の余地がない)

  • naive(無邪気な、世間知らずの)

  • virtuous(道徳的に優れた)

反意語


  • guilty(有罪の)

  • culpable(罪がある、責められるべき)

ニュアンスの違い


  • pure は「純粋」に焦点を当て、主に道徳性や清潔さを強調します。

  • guiltless は「無罪」であることを直接示し、法的な文脈でよく使われます。

  • naive は「無邪気さ」を示しますが、時には「世間知らず」を含むことがあります。

  • blameless は「非難の余地がない」ことを強調し、行動や結果に対する責任がないことを示します。

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号:/ˈɪnəsənt/

アクセントは最初の音節にあります。アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、アメリカ英語では「t」が軽く発音されることが多いです。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

スペルミス:末尾の「-ent」を「-ant」と書いてしまうことが多いです。

同音異義語:特にありませんが、「innocence」(無罪、純真)という名詞と混同しないように注意が必要です。

試験対策:TOEICや英検では、文章の中での意味を問う問題や、適切な形容詞を選ぶ問題で出題されることがあります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

ヒント:innocentの「inn」は「内側」を意味する「in」を連想させ、「内側に罪がない」とイメージすると覚えやすいです。

関連ストーリー:無邪気な子供が純粋な心で笑っている姿を思い浮かべると、この単語の持つ「無邪気さ」がより強く記憶に残ります。

勉強テクニック:例文を繰り返し音読し、無罪を主張する場面や無邪気な表現を使う状況をイメージしながら練習するとよいでしょう。

意味のイメージ
innocent
意味(1)

(心の)純潔な,無邪気な,天真らんまんな

意味(2)

(物事が)悪意のない,額のない

意味(3)

単純な,おめでたい

意味(4)

(人が)無罪の,潔白な

意味(5)

《補語にのみ用いて》《話》(…を)欠いている,(…が)全然ない《+of+

復習用の問題

(人が)無罪の, 潔白な / (心の)純潔な,無邪気な

It is believed that he was innocent.

彼は無実だと信じられている。

英和辞書

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