最終更新日
:2025/01/19
may
解説
1. 基本情報と概要
意味:
- 英語: may
- 日本語: 〜かもしれない、〜してもよい、〜してもいい
「may」は、可能性や許可を表す助動詞です。可能性について話すとき、「〜かもしれない」と言いたいときに使います。また、誰かに何かを許可する際には、「〜してもよい」と言う意味で使われます。
品詞: 助動詞 (modal verb)
CEFRレベル: B1(中級)
- B1: 日常的な話題や状況で適切に使えるレベル
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 「may」は単一の助動詞で、接頭語や接尾語は特にありません。
派生語や関連語:
- might(過去形、または控えめな可能性を示す)
よく使われるコロケーション:
- may be - 〜かもしれない
- may have - 〜したかもしれない
- may well - たぶん〜だろう
- may not - 〜ではないかもしれない
- may as well - 〜した方がよい
- may I - 〜してもよいですか?
- may your - 〜がうまくいきますように
- may God - 神様が〜されますように
- may I suggest - 〜を提案してもよいですか?
- may yet - まだ〜かもしれない
3. 語源とニュアンス
語源:
- 「may」の語源は古英語の「magan」(力を持つ、できる)に由来します。中世英語では「maien」となり、現代英語の「may」に変化しました。
ニュアンス:
- 「may」は、可能性を示す場合には比較的控えめな表現で、確実性はありません。また、許可を示す場合は丁寧な表現として使われます。口語でも文語でも使われますが、許可を表す際にはややフォーマルな響きがあります。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- 肯定文: 主語 + may + 動詞の原形
- 例: She may come to the party.(彼女はパーティーに来るかもしれない)
- 否定文: 主語 + may not + 動詞の原形
- 例: He may not like this idea.(彼はこのアイデアを気に入らないかもしれない)
- 疑問文: May + 主語 + 動詞の原形?
- 例: May I use your phone?(あなたの電話を使ってもよいですか?)
フォーマル/カジュアル:
- 許可を求める際に「may I」を使うのはフォーマルな場面で適しています。カジュアルな場面では「can I」の方が一般的です。
5. 実例と例文
日常会話:
- It may rain tomorrow.(明日は雨が降るかもしれない)
- You may leave now.(もう帰ってもいいですよ)
- She may not be at home.(彼女は家にいないかもしれない)
ビジネス:
- May I speak with Mr. Johnson?(ジョンソンさんと話してもよいですか?)
- This policy change may affect our sales.(この方針の変更は私たちの売上に影響を与えるかもしれません)
- You may need to review the report.(その報告書を見直す必要があるかもしれません)
学術的な文脈:
- This theory may explain the phenomenon.(この理論はその現象を説明するかもしれない)
- Further research may be required.(さらなる研究が必要かもしれない)
- The results may indicate a significant trend.(その結果は重要な傾向を示しているかもしれない)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- might(〜かもしれない)
- 例: He might come to the meeting.(彼は会議に来るかもしれない)
- 「might」は「may」よりも可能性が低いニュアンスです。
反意語:
- cannot(〜できない)
- 例: You cannot enter the room.(その部屋には入れません)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:
- /meɪ/
強勢:
- 強勢は単音節のため特に意識する必要はありません。
発音の違い:
- アメリカ英語とイギリス英語で発音の違いはほとんどありません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
よくある間違い:
- 「may」と「might」の混同
- 「may not」を「cannot」と混同しないように注意
試験対策:
- TOEICや英検などでは、許可を求める表現や可能性を示す表現として出題されることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
「may」は、可能性を示す「もしかしたら」と許可を示す「〜してもいい」を覚えると覚えやすいです。「may I?」の形は、丁寧に何かを頼むときに使うフレーズとして覚えておくと便利です。
意味のイメージ
意味(1)
《現在・未来の事柄・可能性の推量》…かもしれない,たぶん…だろう,…のこともある;《「may have+過去分詞」の形で過去の事柄の推量》…した(だった)かもしれない,たぶん…だったろう
意味(2)
《but節を伴って譲歩を表して》…かもしれない
意味(3)
《まれ》《疑問文で強い不確実の意を強めて》いったい…だろうか,…かしら
意味(4)
《許可》…してもよい,してもさしつかえない
意味(5)
《容認》…しても(と言っても)さしつかえない,…する(と言う)のももっともだ
意味(6)
《能力》…できる
意味(7)
《文》《祈言・願望・のろい》…することを祈る,…しますように
意味(8)
《おもに文》《願望・恐れなどの名詞節に》…するように,…しないかと
意味(9)
《目的の副詞節に》…するために,…できるように
意味(10)
《譲歩の副詞節に》[たとえ]…であっても,…かもしれないが
復習用の問題
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