英和辞書

phrase

/fɹeɪz/

名詞

〈C〉(文法で)句(2語以上の語の集まりで,節(clause)と違って「主語+述語動詞」の構造を持たず,文中で一つの品詞の働きをするもの) / 〈C〉成句,熟語,慣用句;語群,連語 / 〈C〉〈U〉言葉づかい,言い回し / 〈C〉簡潔な言葉;名言,寸言,警句 / 〈C〉(メロディーの一単位を構成する)楽句

I quoted some famous phrases in my book.

私は自分の本に有名な言葉を引用した。

解説

英単語「phrase」の詳細解説

1. 基本情報と概要

• 英語: phrase


• 日本語: フレーズ、表現

名詞として「phrase」は、言葉の短いまとまりや、一つの意味を持つ短い言葉の組み合わせを指します。例えば、「英語のフレーズ」と言ったとき、それは特定の意味を持つ短い表現を指しています。こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。

• 品詞: 名詞 (noun)


• CEFRレベル: B1（中級）

2. 語構成と詳細な意味

• 語幹: phrase （フレーズ、表現）


• 接頭語: 特に無し


• 接尾語: 特に無し

派生語や類縁語

• Phraseology (フレーズ学、言い回し)


• Phrasal (句の、フレーズの)

よく使われるコロケーションと関連フレーズ

1. common phrase - 一般的な表現


2. idiomatic phrase - 慣用句


3. phrase book - フレーズ集


4. catchphrase - キャッチフレーズ


5. key phrase - 重要なフレーズ


6. musical phrase - 音楽のフレーズ


7. phrase structure - フレーズ構造


8. prepositional phrase - 前置詞句


9. noun phrase - 名詞句


10. verb phrase - 動詞句

3. 語源とニュアンス

• 語源: ギリシャ語の phrasis（言い回し）から来ています。ラテン語を経由して英語に取り入れられました。


• 歴史的使用: 中世ヨーロッパでラテン語を学ぶ際に使われ始め、英語に取り入れられました。

使用時の注意点

• フォーマル/カジュアル: 両方で使用可能。文脈によって意味が変わることがあるので注意。


• 口語/文章: どちらでも使用されますが、特に文章表現でよく見られます。

4. 文法的な特徴と構文

• 可算名詞: 複数形は phrases です。


• 構文例:
  
  
  • He used a memorable phrase in his speech.（彼はスピーチで記憶に残るフレーズを使った）
  
  
  • She often uses idiomatic phrases in her writing.（彼女はよく文章に慣用句を使う）
  
  

5. 実例と例文

日常会話

1. Can you teach me some useful phrases in French?（フランス語で使えるフレーズを教えてくれますか？）


2. I love that phrase you used.（あなたが使ったそのフレーズが好きです）


3. That's a common phrase in English.（それは英語でよく使う表現です）

ビジネス

1. We need to come up with a catchy phrase for our new product.（新商品にキャッチーなフレーズを考えなければならない）


2. His presentation was full of powerful phrases.（彼のプレゼンは力強いフレーズでいっぱいだった）


3. Could you add a key phrase to the report?（レポートに重要なフレーズを追加してくれますか？）

学術的

1. The study analyzes the structure of noun phrases in English.（この研究は英語の名詞句の構造を分析しています）


2. Her thesis includes an examination of prepositional phrases.（彼女の論文には前置詞句の検討が含まれています）


3. The book discusses various idiomatic phrases in different languages.（その本は異なる言語の様々な慣用句について論じています）

6. 類義語・反意語と比較

類義語

• Expression（表現）
  
  
  • 「phrase」と「expression」はどちらも「表現」を意味しますが、「expression」はより広い意味を持ち、感情や意見の表現も含みます。
  
  


• Saying（言い回し）
  
  
  • 「saying」は特定の意味がある言い回しやことわざを指します。一般的に口語的であることが多いです。
  
  


• Sentence（文）
  
  
  • 「sentence」は完全な文を指し、「phrase」は文の一部や短い表現を指します。
  
  

反意語

• Word（単語）
  
  
  • 「word」は一つの単語を指し、「phrase」は複数の単語の組み合わせです。
  
  

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号: /freɪz/


• アクセント: 第一音節にアクセントがあります。


• アメリカ英語とイギリス英語: 両方とも同じ発音です。

よくある発音の間違い

• frays や fraze と発音されることがあるので注意してください。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: fraze や phraze と誤って書くことがあるので注意。


• 同音異義語: 特にありませんが、文脈での意味をしっかり確認することが重要です。


• 試験対策: TOEICや英検などの試験でよく使われる表現です。特にビジネスシーンや日常会話での使い方を覚えておくと良いでしょう。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 音で覚える: phrase は「フレーズ」と発音が似ているので、音で覚えやすいです。


• 関連ストーリー: 日常生活でよく使う短い表現や言い回しを覚える際に、その状況やシーンを思い浮かべると記憶に残りやすいです。

これで「phrase」の詳細な解説は以上です。英語学習の役に立てば幸いです。

意味のイメージ

意味（1）

〈C〉簡潔な言葉;名言,寸言,警句

意味（2）

〈C〉成句,熟語,慣用句;語群,連語

意味（3）

〈C〉(文法で)句(2語以上の語の集まりで,節(clause)と違って「主語+述語動詞」の構造を持たず,文中で一つの品詞の働きをするもの)

意味（4）

〈C〉(メロディーの一単位を構成する)楽句

意味（5）

〈C〉〈U〉言葉づかい,言い回し