最終更新日
:2025/01/20
but
解説
1. 基本情報と概要
But(英語: but、日本語: しかし、けれども)
品詞: 前置詞、接続詞、副詞
意味:
- 「しかし」「けれども」「ただし」「とはいえ」など、逆接を表す言葉です。
- 例:
I wanted to go to the party, but I was too tired.
(パーティーに行きたかったけれども、疲れすぎていた)
CEFRレベル: A2(初級)
- A2レベルの学習者にとって比較的基本的な単語で、日常会話や文章で頻繁に使用されます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 単純な語で、接頭語や接尾語はありません。
関連語・派生語:
- However(しかしながら)
- Yet(それでも)
- Although(~にもかかわらず)
コロケーション:
- But still(それでも)
- But then(しかし、その時)
- But only if(ただし~の場合のみ)
- But rather(むしろ)
- But instead(代わりに)
- But also(さらに)
- But now(しかし今は)
- But why(でもなぜ)
- But how(でもどうやって)
- But for(~がなければ)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 古英語の butan(~なしで、~を除いて)から派生し、中英語を経て現在の形に。
ニュアンス:
- 逆接を示すため、文の前半部分と後半部分が対照的な内容になることが多いです。
- 口語でも文章でも使われますが、フォーマルな文章ではhoweverやneverthelessなどに置き換えられることがあります。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- S + V, but S + V(主語 + 動詞, しかし 主語 + 動詞)
- 例:
She is kind, but he is not.
(彼女は親切だが、彼はそうではない)
- 例:
イディオム:
But for
(~がなければ)- 例:
But for the rain, we would have a picnic.
(雨がなければピクニックに行ったのに)
- 例:
使用シーン:
- フォーマル/カジュアルの両方で使用されます。
- 文章や会話の間で逆接を強調するときに使われます。
5. 実例と例文
日常会話:
I like pizza, but I can't eat it every day.
(ピザは好きだけど、毎日は食べられない)He is friendly, but sometimes he can be annoying.
(彼は親しみやすいけど、時々うっとうしい)I planned to go out, but it started raining.
(出かける予定だったけど、雨が降り始めた)
ビジネス:
Our sales increased, but we need to cut costs.
(売上は増加したが、コストを削減する必要がある)The project is on track, but we must be cautious.
(プロジェクトは順調だが、慎重でなければならない)I agree with your points, but I have some concerns.
(あなたの意見には賛成ですが、いくつか懸念があります)
学術的な文脈:
The theory is widely accepted, but some researchers disagree.
(その理論は広く受け入れられているが、一部の研究者は異議を唱えている)The experiment was a success, but further study is needed.
(実験は成功したが、さらなる研究が必要だ)The data is compelling, but the sample size is small.
(データは有力だが、サンプルサイズが小さい)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- However(しかしながら)
- 例:
I wanted to go; however, I was too tired.
- 例:
- Yet(それでも)
- 例:
It was late, yet he continued working.
- 例:
- Although(~にもかかわらず)
- 例:
Although it was raining, we went out.
- 例:
反意語:
- And(そして)
- 例:
I wanted to go, and I was ready.
- 例:
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /bʌt/
アクセント:
- 単音節語で、特にアクセントはありません。
- アメリカ英語とイギリス英語での発音の違いはほとんどありません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
よくある間違い:
- Butの後にカンマを忘れること。
- 例:
I wanted to go but I was too tired.
(誤)→I wanted to go, but I was too tired.
(正)
- 例:
- ButとHoweverを混同すること。
- Butは接続詞、Howeverは副詞として使われる。
試験対策:
- TOEICや英検などの試験では、文の流れや対比を理解するためによく出題される。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
ヒント:
But
は「バット」と発音し、日本語の「バット」や「バッタ」と似ているので、逆接の意味で使うときに「ぶった切る」というイメージで覚えると良いでしょう。
関連ストーリー:
- 「Aさんは美味しいケーキを焼いたけど(but)、Bさんはそれを全部食べてしまった。これが「しかし」の力です。」
このように、butは逆接の意味を持つ基本的な単語で、多くの文脈で使用されます。日常会話でもビジネスシーンでも頻繁に登場するため、しっかりと理解しておくことが大切です。
復習用の問題
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