yet
1. 基本情報と概要
Yet
意味: (英) Not until now, up to a specific time. (日) まだ、今までのところ、これまでに。
副詞として使用され、時間の経過や状況の進行を示します。通常、否定文や疑問文で使われます。例えば、「まだ終わっていない」や「もう来たの?」などの場面で使われます。
品詞: 副詞
CEFRレベル: A2(初級)
簡単な会話や文章でよく使われる基本的な副詞です。例えば、「まだ宿題を終えていない」のような日常的な文で使われます。
2. 語構成と詳細な意味
語幹: yet
この単語は単独で使用され、特定の接頭語や接尾語はありません。
関連性:
- Already: すでに
- Still: まだ
- Just: ちょうど
コロケーション:
- Not yet (まだ)
- Yet to come (これから来る)
- Yet again (再び)
- Yet another (さらにもう一つの)
- Yet more (さらに多くの)
- Yet still (それでもまだ)
- Yet at the same time (同時に)
- Yet despite (にもかかわらず)
- Yet later (後になって)
- Yet never (一度も)
3. 語源とニュアンス
語源: 中英語「yet」から、古英語の「giet」に由来します。歴史的には、時間の進行や継続を示すために使われてきました。
ニュアンス:
「yet」は、未来の可能性や期待を含みながら、現在の状況を否定的または疑問的に述べることが多いです。例えば、「まだ終わっていない」には、終わる可能性があることを含意しています。
使用シーン:
- 口語: 日常会話で広く使われる
- 文章: フォーマルな文章でも使用される
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- 疑問文:
Have you finished yet?
(もう終わった?) - 否定文:
I haven't finished yet.
(まだ終わっていない) - 条件文:
If you haven't done it yet, please do it now.
(まだしていないなら、今やってください)
使用シーン:
- フォーマル:
The report is not yet complete.
(報告書はまだ完成していない) - カジュアル:
Is dinner ready yet?
(夕食はもうできた?)
5. 実例と例文
日常会話:
Have you eaten yet?
(もう食べた?)I haven't seen that movie yet.
(まだその映画を見ていない)Are we there yet?
(もう着いた?)
ビジネス:
The project is not yet finished.
(プロジェクトはまだ終わっていない)Has the client responded yet?
(クライアントはもう返事をした?)We are yet to finalize the deal.
(まだその契約を締結していない)
学術的な文脈:
The results have not been published yet.
(結果はまだ発表されていない)The theory is yet to be proven.
(その理論はまだ証明されていない)Is there any research on this topic yet?
(このテーマに関する研究は既にありますか?)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- Already (すでに) -
Have you finished already?
(もう終わったの?) - Still (まだ) -
Is he still here?
(彼はまだここにいるの?) - Just (ちょうど) -
I just finished.
(ちょうど終わった)
反意語:
- Already (すでに) - 逆の意味として使われることが多い。
- Never (一度も) - 完全な否定を示す。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号: /jɛt/
アクセント: 単語全体に強調がかかります。アメリカ英語とイギリス英語での発音の違いはほとんどありません。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
yet
は非常に短い単語ですが、yett
やyeat
と間違えることがあります。 - 使い分け:
yet
とstill
の使い分けが難しい場合があります。still
は進行中の状態を強調し、yet
は完了していない状態を強調します。 - 試験対策: TOEICや英検でも、否定文や疑問文での使用がよく問われます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
覚え方のヒント:
「yet」は「イエット」と発音し、「えっ、まだ?」と疑問を持つ場面で使うと覚えやすいです。また、y
の形が「まだ進んでいない」ことを示しているとイメージすると良いでしょう。
勉強テクニック:
- 短い会話の中で繰り返し使うことで、自然に身につきます。
- 否定文や疑問文の形でフラッシュカードを作成し、反復練習するのも効果的です。
《進行・継続を表す動詞と共に》まだ,今なお
《否定文で》まだ
《疑問文で》もう
《比較級を強めて》なおいっそう,その上さらに(still)
復習用の問題
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