could
1. 基本情報と概要
Could は助動詞です。英語での意味は「can」の過去形として使われることが多いですが、可能性や許可、依頼、提案などを表すときにも使われます。日本語では「〜できた」、「〜かもしれない」、「〜してもよい」、「〜してくれますか」などと訳されます。こういう場面で使われる、柔らかく丁寧なニュアンスの単語です。
- 品詞:助動詞(modal verb)
- CEFRレベル:A2(初級)
他の品詞の例:
- could(過去形の助動詞)
2. 語構成と詳細な意味
Could は単独の語で、接頭語や接尾語はありません。しかし、以下のような関連語があります:
- can:〜できる(現在形)
- could have:〜できたかもしれない
よく使われるコロケーション:
- Could you help me? - 手伝ってくれますか?
- Could I have some water? - 水をいただけますか?
- Could be better - もっと良くなるかもしれない
- Could have been - 〜だったかもしれない
- Could you please? - 〜していただけますか?
- Could you tell me? - 教えてくれますか?
- I could go - 行けるかもしれない
- It could rain - 雨が降るかもしれない
- Couldn’t agree more - 全く同意します
- Could you pass the salt? - 塩を取ってくれますか?
3. 語源とニュアンス
Could の語源は古英語の「cūþe」という動詞の過去形から来ています。歴史的には「can」の過去形として使われてきましたが、現在では可能性や許可、依頼、提案などの意味でも広く使われます。
ニュアンス:
- 丁寧な依頼や提案を表す
- 可能性を示す
- 過去の能力を示す
4. 文法的な特徴と構文
Could は助動詞なので、後に動詞の原形が続きます。また、否定形は「could not」または短縮形の「couldn't」となります。
一般的な構文:
- Could you + 動詞の原形 + ?(依頼)
- I could + 動詞の原形(可能性)
- It could be + 形容詞(推測)
使用シーン:
- 日常会話(カジュアル)
- ビジネス(フォーマル、丁寧な依頼)
5. 実例と例文
日常会話:
- Could you open the window? - 窓を開けてくれますか?
- I could go to the party tonight. - 今夜のパーティーに行けるかもしれない。
- It could rain tomorrow. - 明日、雨が降るかもしれない。
ビジネス:
- Could you please send me the report by Friday? - 金曜日までに報告書を送っていただけますか?
- We could consider another option. - 別のオプションを検討することができるかもしれません。
- Could we schedule a meeting for next week? - 来週のミーティングを予定できますか?
学術的な文脈:
- This theory could explain the phenomenon. - この理論はその現象を説明できるかもしれない。
- The results could indicate a new trend. - 結果は新しい傾向を示しているかもしれない。
- Further research could be necessary. - さらなる研究が必要かもしれない。
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- might(〜かもしれない):可能性を示すが、couldよりもやや低い確率を示す。
- may(〜かもしれない、〜してもよい):可能性や許可を表すが、couldよりもややフォーマル。
反意語:
- can't(〜できない):couldの否定形。
- couldn't(〜できなかった):couldの過去形の否定形。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:/kʊd/
強勢:特に強勢はありませんが、文の中で他の単語と一緒に発音されることが多いです。
アメリカ英語とイギリス英語の違い:発音はほぼ同じです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- Could の後には動詞の原形が続くことを忘れないようにしましょう。
- Could と would の使い分けに注意。Could は可能性や能力、would は意志や仮定を表します。
- スペルミスが少ないですが、「couldn’t」の位置や形に注意。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- Could は「柔らかい依頼」と覚えると良いでしょう。例えば、「Could you help me?」は「助けてくれる?」という感じで、丁寧で優しい響きがあります。
- Could の「c」は「can」の「c」と覚えやすく、「can」の過去形とイメージすると覚えやすいです。
このように、could はさまざまな場面で使われる便利な助動詞です。柔らかい依頼や可能性を表すときに積極的に使いましょう。
canの過去形
《直説法過去》
《能力》…することができた
《潜在的傾向》…することがあった
《従節でcanのすべての用法における時制の一致》
《仮定法》
《従節で》a)《現在の事実の反対》…できる[ならば]:b)(《過去の事実の反対》…できていた[ならば]
《主節で》a)《現在の事実の反対》…できるだろうに:b)《過去の事実の反対》…できただろうに
《控え目な表現・丁寧な表現》a)《可能性・推量》(平叙文で)もしかすると…かもしれない;(否定文で)…のはずがないのだが;(疑問文で)いったい…かしら:b)《許可の要請》(疑問文で)…してもよいでしょうか:c)《依頼》(疑問文で)…してくださいませんか
復習用の問題
英和辞書
- 項目の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 項目の新規作成を審査する
- 項目の編集を審査する
- 項目の削除を審査する
- 重複の恐れのある項目名の追加を審査する
- 項目名の変更を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
- 例文の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 例文の削除を審査する
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - 編集者
- 決定に必要な投票数 - 1
- 問題の編集権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 審査に対する投票権限を持つユーザー - すべてのユーザー
- 決定に必要な投票数 - 1