元となった辞書の項目
resign
解説
1. 基本情報と概要
resign(リザイン)
- 意味: To voluntarily leave a job or position. / 自ら仕事や地位を辞めること。
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。例えば、仕事を辞める時や役職から退く時に使われます。
品詞: 動詞
- 過去形: resigned
- 現在分詞: resigning
- 名詞形: resignation(辞職、辞任)
CEFRレベル: B2(中上級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: re- (再び)
- 語幹: sign(署名する)
- 接尾語: なし
- ここでは再び署名することではなく、元の位置から離れるという意味で使われます。
関連語・派生語:
- resignation(名詞: 辞職、辞任)
- resigner(名詞: 辞職者)
よく使われるコロケーション:
- resign from a job(仕事を辞める)
- resign a position(ポジションを辞める)
- resign as CEO(CEOを辞める)
- resign due to health reasons(健康上の理由で辞める)
- resign with immediate effect(即座に辞職する)
- tender one's resignation(辞表を提出する)
- resign in protest(抗議して辞職する)
- resign gracefully(穏やかに辞職する)
- resign over a scandal(スキャンダルで辞職する)
- resign voluntarily(自発的に辞職する)
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語「resignare」から派生し、これは「re-(再び)+signare(署名する)」の意味です。
- 歴史的使用: 中世英語から使用されており、もともとは「署名を撤回する」や「権利を放棄する」といった意味が含まれていました。
特定の状況での微妙なニュアンスとしては、個人的な理由や外部の圧力による辞職など、感情的な響きがある場合があります。フォーマルな場面で使用されることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文:
- 主語 + resign + 前置詞 + 名詞
- 主語 + resign + to + 動詞の原形
イディオム:
resign oneself to
(何かを受け入れる、諦める)
使用シーン:
- フォーマルな場面で主に使用されます。
- 名詞形(resignation)はフォーマルな文脈でよく見られます。
5. 実例と例文
日常会話:
I decided to resign from my current job.
(今の仕事を辞めることに決めました。)She resigned because she found a better opportunity.
(彼女はより良い機会を見つけたため辞職しました。)He will resign next month.
(彼は来月辞職します。)
ビジネス:
The CEO resigned due to the financial scandal.
(CEOは財務スキャンダルのため辞職しました。)Please submit your resignation letter by the end of the week.
(週末までに辞表を提出してください。)The board accepted his resignation.
(取締役会は彼の辞職を受け入れました。)
学術的な文脈:
The professor resigned after 20 years of service.
(教授は20年の勤務の後辞職しました。)Her resignation was a significant loss for the university.
(彼女の辞職は大学にとって大きな損失でした。)He resigned from the research project.
(彼は研究プロジェクトから辞任しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- quit(辞める)
- よりカジュアルな表現で、日常会話でよく使われます。
- leave(去る、辞める)
- 一般的な表現で、あまりフォーマルではありません。
- step down(退く)
- 役職から退くという意味で使われ、フォーマルな場面でも使用されます。
反意語:
- join(参加する)
- 仕事や組織に新しく加わることを指します。
- accept(受け入れる)
- 役職や仕事を引き受けることを指します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号: /rɪˈzaɪn/
- 強勢(アクセント): 第2音節に強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 発音はほぼ同じですが、アクセントの位置やイントネーションに若干の違いがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
resign
とre-sign
(再契約する)の混同に注意が必要です。 - 同音異義語:
resign
とresign
(再契約する)は同じ発音ですが、意味が異なります。 - 試験対策: TOEICや英検などの試験で、ビジネスの文脈で出題されることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 「再び署名して」元の位置から離れるイメージを持つと覚えやすいです。
- 関連ストーリー: 例えば、ある日突然、上司が「私は辞職します」と言ったときの驚きのシーンを思い浮かべると記憶に残りやすいです。
resignはビジネスやフォーマルな場面で頻繁に使われるため、覚えると役に立つ単語です。その意味や使い方をしっかりと理解し、適切な場面で使いこなしましょう。
意味のイメージ
意味(1)
(…に)〈人〉‘を'任せる,従わせる《+名+to+名(do*ing*)》
意味(2)
…‘を'辞職する,辞任する,辞める
意味(3)
辞職する,辞任する;(…を)辞める《+from(as)+名》