元となった辞書の項目
voluntary
(強制ではなく)自由意志でなされる / (報酬なしで)みずから進んでする,自発の / (生理学で)随意の / 《名詞の前にのみ用いて》篤志によってできた,任意寄付で維持される / (教会の礼拝前後の)オルガン独奏
解説
1. 基本情報と概要
voluntary
- 意味(英語): Done, given, or acting of one's own free will.
意味(日本語): 自発的な、自分の意思で行う。
- こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。例えば、ボランティア活動や寄付、自己意志で行うことを表現する際に使われます。
品詞: 形容詞
- 他の品詞の例:
- 名詞: volunteer(ボランティア、志願者)
- 動詞: volunteer(自発的に申し出る)
CEFRレベル: B1(中級)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 接尾語: -ary(形容詞を形成する接尾語)
語幹: volunt-(ラテン語
voluntas
から来ており、意思や意志を意味する)派生語や類縁語:
- volunteer(ボランティア、自発的に申し出る)
- voluntarism(自発性、志願主義)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ:
- voluntary work(ボランティア活動)
- voluntary donation(自発的な寄付)
- voluntary participation(自発的な参加)
- voluntary organization(ボランティア組織)
- voluntary service(自発的なサービス)
- voluntary compliance(自発的な遵守)
- voluntary action(自発的な行動)
- voluntary contribution(自発的な貢献)
- voluntary agreement(自発的な合意)
- voluntary effort(自発的な努力)
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の
voluntarius
(自発的な意思による)から派生。ラテン語voluntas
(意思、意志)に由来します。 - 使用時の注意点: 「voluntary」は、自己意志に基づく行動を示すため、強制されていないことを前提とします。フォーマルな文脈でもカジュアルな文脈でも使われますが、特にフォーマルな文書や報告書でよく用いられることがあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞として使われるため、名詞を修飾します。
- 一般的な構文:
- It was a voluntary decision.(それは自発的な決定だった。)
- She made a voluntary contribution.(彼女は自発的に寄付をした。)
- イディオム: 特に定番のイディオムはありませんが、「volunteer」と関連する表現が多いです。
5. 実例と例文
日常会話:
- She decided to join a voluntary group.(彼女はボランティアグループに参加することに決めた。)
- I made a voluntary donation to the charity.(私はその慈善団体に自発的に寄付をした。)
- He took part in the event on a voluntary basis.(彼は自発的にそのイベントに参加した。)
ビジネス:
- The company implemented a voluntary retirement program.(会社は自発的な退職プログラムを実施した。)
- Voluntary compliance with regulations is encouraged.(規制の自発的な遵守が奨励されています。)
- She offered her voluntary services for the project.(彼女はそのプロジェクトのために自発的にサービスを提供した。)
学術的:
- Researchers rely on voluntary participation for their studies.(研究者は研究のために自発的な参加を必要としています。)
- The study focuses on voluntary actions in social contexts.(この研究は社会的文脈における自発的な行動に焦点を当てています。)
- Voluntary contributions are pivotal in community development.(自発的な貢献は地域社会の発展において重要です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- spontaneous(自発的な)
- 自然発生的なニュアンスが強い。
- unpaid(無給の)
- 報酬を受け取らない点に焦点が当たる。
- willing(喜んで行う)
- 自発的に行う意志があることを強調。
反意語:
- compulsory(強制的な)
- 強制される、必須の。
- mandatory(義務的な)
- 法律や規則により義務付けられる。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号: /ˈvɒl.ən.tər.i/(イギリス英語)、/ˈvɑː.lən.ter.i/(アメリカ英語)
- 強勢(アクセント): 最初の音節にアクセントがあります(VOL-un-tar-y)。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
volantary
などと間違えないように注意。 - 同音異義語との混同:
volunteer
(ボランティア)と混同しやすいが、意味や使い方が異なる。 - 試験対策: TOEICや英検での出題頻度は中程度。特にビジネス文脈での使用が多い。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚えやすくするためのイメージ:
voluntary
は「自分の意思でやること」と覚えると良いでしょう。volunteer
(ボランティア)と関連付けて覚えると記憶しやすいです。 - 勉強テクニック: 例文を繰り返し書いたり発音したりすることで、自然に使えるようになります。また、ボランティア活動に関連するニュースや記事を読むと実際の使われ方が理解しやすくなります。
意味のイメージ
意味(1)
(強制ではなく)自由意志でなされる
意味(2)
(生理学で)随意の
意味(3)
(教会の礼拝前後の)オルガン独奏
意味(4)
(報酬なしで)みずから進んでする,自発の
意味(5)
《名詞の前にのみ用いて》篤志によってできた,任意寄付で維持される