元となった辞書の項目
wall
解説
1. 基本情報と概要
Wall(ウォール)は英語で「壁」を意味する名詞です。物理的な壁を指すことが多いですが、比喩的に使われることもあります。
- 名詞(Noun)
こういう場面で使われる、こういうニュアンスの単語です。
CEFRレベル:A1(超初心者)
「wall」は非常に基本的な単語で、初めて英語を学ぶ人でもよく使う単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹:wall
- 壁、仕切り:物理的な壁や隔てるものを指します。
- 比喩的な壁:感情的な障壁や困難を表すこともあります。
よく使われるコロケーション(共起表現)
- Brick wall - 煉瓦の壁
- Concrete wall - コンクリートの壁
- Climb the wall - 壁を登る
- Hit a wall - 壁にぶつかる(困難に直面する)
- Wall of silence - 沈黙の壁
- Build a wall - 壁を作る
- Paint a wall - 壁を塗る
- Break down a wall - 壁を壊す
- Wall-to-wall carpet - 壁一面のカーペット
- Put up a wall - 壁を立てる
3. 語源とニュアンス
語源:ラテン語の「vallum」(防壁)からきています。古代ローマの防壁や要塞などを指す言葉でした。
ニュアンス:
- 物理的な壁:建物の外壁や内壁、公園や庭の囲いなど、具体的で物理的な壁を指します。
- 比喩的な壁:感情的な障壁や、進展を妨げる困難など。
使用シーン:
- 口語・文章:どちらでも使われます。
- カジュアル・フォーマル:どちらでも使われますが、比喩的な使い方は口語でよく見られます。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞:単数形(wall)、複数形(walls)
一般的な構文やイディオム
- Build a wall:壁を作る
- Hit a wall:困難に直面する
- Climb the walls:イライラする、退屈しのぎに何かする
フォーマル/カジュアル:
- フォーマル:建築やインテリアデザインの文脈で使われることが多い。
- カジュアル:日常会話で使われることが多い。
5. 実例と例文
日常会話
Can you help me paint the wall?
- 「壁を塗るのを手伝ってくれる?」
There is a spider on the wall.
- 「壁にクモがいるよ。」
The kids are drawing on the wall again.
- 「子どもたちがまた壁に絵を描いてる。」
ビジネス
We need to build a wall to separate the two offices.
- 「2つのオフィスを分けるために壁を建てる必要があります。」
The presentation hit a wall when the projector stopped working.
- 「プロジェクターが動かなくなったとき、プレゼンテーションが行き詰まりました。」
We should put up a wall to ensure privacy.
- 「プライバシーを確保するために壁を立てるべきです。」
学術的な文脈
The ancient city was surrounded by a massive wall.
- 「古代都市は巨大な壁に囲まれていました。」
The study examines the psychological 'walls' people build.
- 「この研究は人々が築く心理的な『壁』を調査しています。」
The wall paintings in the cave are over 10,000 years old.
- 「洞窟の壁画は1万年以上前のものです。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- Barrier(障壁):物理的、または抽象的な障壁。
- 例:
There is a barrier blocking the road.
(道路を塞ぐ障壁がある。)
- 例:
- Partition(仕切り):部屋などを分けるための仕切り。
- 例:
A partition was set up to divide the room.
(部屋を分けるために仕切りが設置された。)
- 例:
反意語
- Opening(開口部):壁や仕切りのない部分。
- 例:
There is an opening in the wall.
(壁に開口部がある。)
- 例:
- Passage(通路):通行可能な経路。
- 例:
The passage leads to another room.
(その通路は別の部屋に通じている。)
- 例:
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:/wɔːl/(アメリカ英語)、/wɔːl/(イギリス英語)
アクセント:単音節のため、アクセントは特にありません。
よくある発音の間違い:
- 「ウォール」と「ウォル」の違いに注意。日本語的に伸ばし過ぎると不自然になる場合があります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 'w' を 'v' と間違えることがあります。
- 同音異義語: 'wall' と 'whale'(鯨)の混同に注意。
試験対策:
- TOEICや英検でも基本的な単語として出題されることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
ヒント:壁にぶつかるイメージを持つと覚えやすいです。例えば、壁にぶつかって止まるイメージを思い描くと、「壁」という意味がすぐに浮かびます。
イメージ:家や学校の壁を思い浮かべて、その壁の役割(外界からの防御や部屋の仕切り)を考えると理解しやすいです。
勉強テクニック:実際に壁に触れながら「wall」と発音してみると、感覚的にも記憶に残りやすいです。
意味のイメージ
意味(1)
〈C〉(石・れんがなどの)壁,へい
意味(2)
〈U〉(胃などの)内壁,内側
意味(3)
〈C〉(…の)壁[のようなもの]《+of+名》